
【映画】
横浜流星、『国宝』&大河主演の“激動の一年”を駆け抜ける「役者として責任感が強くなった」
映画『国宝』の邦画実写興行収入No.1達成を記念した大みそか特別上映会が、12月31日に東京・歌舞伎座で開催され、吉沢亮、横浜流星、寺島しのぶ、見上愛、黒川想矢、田中泯、中村鴈治郎、李相日監督らが出席した。
【写真】和装姿も美しい!笑顔を見せる横浜流星、吉沢亮
今回の特別上映会は、邦画実写No.1という歴史的快挙を受けて実現。格式と伝統を誇る歌舞伎座を舞台に、2025年を締めくくる一夜限りのイベントとして行われ、市川染五郎と市川團子がサプライズで登壇し、祝福の花束を贈呈した。
『国宝』旋風を巻き起こした2025年の総括を求められた吉沢は「この『国宝』のおかげでいろいろな経験をさせてもらいました。初めてカンヌの地に行かせてもらったり、海外でもプロモーションをさせていただきました。そして公開から半年が経って、皆さんの前でごあいさつできる場があることはめったにないこと。反響もたくさんいただいて、この『国宝』のお陰で忘れられない年になりました」と感慨深げ。
NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』でも主演を務め、激動の一年を過ごした横浜も「いろんなことがありました。人としても役者としても学びが多く、自分にとって節目の年になりました」と回想。コロナ禍以降、映画業界の未来に危機感を抱えていたと明かしながら「映画人として希望を持てました。日本映画業界を発展させられるように、いち役者として責任感が強くなった年です」と胸を張った。
同作は、黒衣として3年間歌舞伎の世界に身を置き、その体験をもとに執筆した吉田修一氏による同名小説を、実写映画化。任侠の一門に生まれながら、歌舞伎役者の家に引き取られた主人公・喜久雄が、芸の道に人生を捧げ、やがて“国宝”と称される存在になるまでの50年を描く、壮大な一代記。喜久雄を吉沢、喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を横浜が演じた。
12月30日までの公開208日間で、観客動員数1209.8万人、興行収入184.7億円を突破。歴代の興行収入ランキングで『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開、173.5億円)の興行収入を超え、邦画実写第1位となった。興行通信社調べ。











