【エンタメ総合】
久米宏さん、ラジオ最終回も淡々と 後輩に慕われたアナウンサー人生 元日に肺がんで死去

久米宏 (C)ORICON NewS inc.


 フリーアナウンサーの久米宏さんが1月1日、肺がんのため亡くなった。所属事務所が13日、公式サイトで発表した。81歳だった。半世紀以上にわたって一線を走りつけた久米さん。後輩に慕われたアナウンサー人生だった。



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 1967年にTBSに入社した久米さん。『ザ・ベストテン』などに出演し、お茶の間の人気者になった。退社後もフリーアナウンサーとして活躍し、『ニュースステーション』では、ニュース番組に独自の視点や語り口を持ち込んだ草分け的存在として、その後のテレビ報道の在り方に大きな影響を与えた。



 2020年6月27日に放送された『久米宏 ラジオなんですけど』の最終回では、開始当初に行っていた中継先からのリポートを実施するなど、淡々と自身の仕事をこなした。



 エンディングでは「僕はクセがある人間なんで、スタッフは苦労したと思いますね。聞く方もクセがあると思います。これでお別れっていうわけじゃありませんから、またチャンスがありましたら、いつかそのうちにぜひに」とやさしいトーンで呼びかけて、番組を締めくくった。



 この時にゲストとして出演した伊集院光は久米さんとトークバトルを展開。「言葉は尽きないですけど、とりあえずお疲れ様でした」とねぎらっていた。



 TBSの井上貴博アナウンサーは、著書『伝わるチカラ』(ダイヤモンド社)を上梓した際に「噛む」ことについて、久米さんからアドバイスを受けたと明かしている。



 久米さんは「強調するとき、どういう方法がある?」と質問し、高低差や間を取るほかに「あともう1つ、『噛む』という方法があるよ。同じ内容を2回読むと、視聴者は上から目線で教えられているように感じる。でも、一度噛むと視聴者は『もう一度聞きたい』という気持ちになる。そこで2回目を読めば上から目線にならずに強調できるよ」とアドバイスしていたという。



 井上アナは当時「『なるほど!』と思いました。これはベテランの久米さんならではのテクニックであり、簡単に使いこなせる技ではありません。ただ『噛む』ことは、決してネガティブなことばかりではないのです。とにかく優先すべきは、自分の考えや情報を伝えきるということ。ちょっとくらい噛んでも気にしなくて大丈夫なのです」と語っていた。

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