【映画】
第4回新潟国際アニメーション映画祭、2月20日開幕 新設「Indie Box部門」含むコンペ作品発表

「第4回新潟国際アニメーション映画祭」(NIAFF)2月20日~25日の6日間、新潟市・古町地区を中心とした劇場や施設で開催


 新潟国際アニメーション映画祭(NIAFF)の第4回開催概要と、コンペティション部門のノミネート作品が発表された。映画祭は2月20日(金)から25日(水)までの6日間、新潟市・古町地区を中心とした劇場や施設で開催される。



【画像】記事内で紹介しているすべてのノミネート作品のビジュアル



 NIAFFは2022年、カンヌ、東京、新潟の3都市を結ぶ開催宣言とともにスタート。アニメーションクリエイターの活躍に光を当て、長編アニメーションに特化した国際映画祭として独自の立ち位置を築いてきた。第4回は、運営体制の刷新を経ての開催となる。



■ 中編作品に焦点を当てる新部門「Indie Box」を新設



 第4回の大きなトピックとなるのが、中編アニメーション(15分以上40分未満)を対象とする新設部門「Indie Box」だ。シリーズ作品のエピソードも対象となり、より幅広い表現の発掘を目指す。



 今回の応募総数は世界59の国・地域から274作品。内訳は長編部門49作品、Indie Box部門225作品と、国際的な関心の高さがうかがえる。



 その中から選ばれたノミネート作品には、長編部門では、ベルギー、フランス、ポーランド、イラン、ブラジルなど各国の作品に加え、日本からは『トリツカレ男』(監督:高橋渉※高=はしごだか)がノミネート。Indie Box部門でも、日本、韓国、フランス、イスラエル、エストニアなど多様な国・地域の作品が選出されている(※下段にタイトル一覧あり)。



 長編部門グランプリには日本配給時の助成金50万円、Indie Box部門のグランプリには、新潟市の鳥にちなんだ「スワン賞」として制作支援金50万円をを授与。さらに、両部門を対象とした新人賞「ゼングレヒトシュターター(Senkrechtstarter)賞」を新設し、新たな才能の発掘を強化する。



 審査員には、フィリピンのアニメーション監督アヴィッド・リオンゴレン氏、欧州文化機関連合(EUNIC Japan)会長のハビエル・フェルナンデス氏、映画監督の早川千絵氏が名を連ねる。



 コンペティションのほかにも、アニメーションの今を代表する作品を、いろいろな視点から世界中から集めて上映する「世界の潮流」、作家・ムーブメントを再評価する「レトロスペクティブ」では、今回と第5回の2回にわたり手塚治虫を特集(※塚=正しい表記は旧字体)。日本のアニメーション文化に貢献した人物や企業をたたえる大川博賞・蕗谷虹児賞の発表、若手育成を目的とした新潟アニメーションキャンプなど、多角的なプログラムが展開される予定だ。



 チケットは1月下旬より発売開始予定となっている。



■長編部門ノミネート作品



『アラーの神にはいわれもない』

(原題:Allah is not Obliged)

ベルギー/カナダ/フランス/ルクセンブルク|2025年|77分

監督:ザヴェン・ナジャール

西アフリカを舞台に、孤児の少年が内戦の渦に巻き込まれるなかで生き延びようと成長していく。



『アニマノマリー オブザーブ|アブゾーブ|オベイ』

(原題:Animanomaly - Observe | Absorb | Obey)

アメリカ|2025年|72分

監督:ホルヘ・エンリケ・バルデオン・トリアナ

異星人の脳を通して、異なる次元の7つの断片的な物語が、人間には制御不能な生命の一端をあぶりだすダークなSFアンソロジー。



『ディプロドクス~恐竜とボク~』

(原題:Diplodocus/Director’s Cut)

ポーランド|2024年|102分

監督:ヴォイテク・ヴァヴチェク

自分が漫画のキャラクターだと気づいた恐竜が、作者に立ち向かう。80年代の漫画を原作に、アニメと実写を融合させた作品。



『ジュリエット&ザ・キング』

(原題:Juliet & the King)

イラン|2025年|93分

監督:アシュカーン・ラハゴザール

イランの国王がパリで見た舞台「ロミオとジュリエット」の主演女優に一目ぼれ、彼女のためにテヘラン公演を申し出る。成功へのチャンスと引き受けたジュリーだったが、宮廷の女官たちから嫉妬されて…。



『ニムエンダジュ』

(原題:Nimuendaju)

ブラジル/ペルー|2025年|85分

監督:タニア・アナヤ

先住民とともに40年間生活した社会学者カート・ウンケルの物語。カートは先住民が迫害され、土地を追い出される姿を目の当たりにする。



『トリツカレ男』

(英題:The Obsessed)

日本|2025年|98分

監督:高橋渉

何かに夢中になると、ほかのことは一切見えなくなってしまう“トリツカレ男”のジュゼッペと、心に悲しみを抱えるペチカのラブストーリー・ミュージカル。



『ユース・ファイティング』

(原題:Youth Fighting)

ポーランド|2025年|73分

監督:ウカシュ・ヤン・コザク

ソ連崩壊後の変革期にあったポーランドを舞台に、三角関係の競争に巻き込まれる。監督自身の経験に基づいた物語。



■Indie Box部門ノミネート作品



『オートカー』

(原題:AutoKar)

ベルギー/フランス|2025年|17分

監督:シルビア・シュキウォンツ

ポーランドから移住先のベルギーへ向かうバスに乗っていた内気な少女が、奇妙な半人半獣の乗客たちが住む幻想的な世界に迷い込んでいく。



『愚者との生活』

(英題:Life with an Idiot)

フランス|2025年|18分

監督:テオドル・ウシェフ

ウラジーミルは、働きが足りない罰として、「オー」としか話すことができないヴォーヴァと暮らすことになる。



『LOCA!』

日本|2025年|21分

監督:うったまー、みゃの

荒廃した世界で生きる2人の少女、ハルとタモ。住む場所を転々としながら気ままに暮らしていたが、ある日長い階段の先で古びた電車を見つける。好奇心の赴くままに乗り込むと、その電車が動き出して―。



『ミュージカル・パイパーズ:ザ・パイド・パイパー』

(原題:Musical Pipers :: The Pied Piper)

韓国|2025年|18分

監督:プ・ヒョジョン

音楽専攻の学生ユージンは人種を理由に卒業公演の舞台に立つことを拒否される。差別の壁を乗り越えることができるのか?



『ピロー、グーグー』

(英題:Pillowzzz)

イスラエル|2025年|16分

監督:モシェ・ベナヴラム・アカル

不器用なトロールのテリーは過去の出来事にさいなまれ、許しを求めていた。ある日、手荒に扱っていたドワーフたちから、粗暴な態度をあらためるよう迫られる。



『プロジェクト・アエテルナ』

(原題:project AETERNA)

韓国|2024年|17分

監督:キム・デニス・スンミン

研究所で働く2匹のオオカミ、ルーとステラは、不老不死になれる技術の完成間近、ライバル企業の陰謀に巻き込まれる。



『ルサンティール』

(英題:RESSENTIR)

日本|2024年|16分

監督:小原正至

1932年、パリ。いつもの喫茶店で顔を合わせる日本人の麗之進と、フランス人のルイーズ。言葉を交わす事はないが、お互いを身近な存在だと感じていた。しかし、麗之進がフランスを離れることになり…。



『クマと鳥』

(英題:The Bear and the Bird)

フランス|2024年|27分

監督:マリー・コドリー

冬が近づくたびに、クマは南へ渡った友の鳥のことを思う。毎年冬眠する代わりに、彼女は彼のもとへ行くため旅に出ている。今年もその旅がはじまった。



『ザ・ポップスター・ウォーター・ディアー・アンド・アイ』

(原題:The Popstar Water Deer and I)

韓国|2024年|17分

監督:イ・サシャ

孤独なプログラマーのベガは、美しいアイドル"キバノロ"に恋に落ちる。妄想の世界で"キバノロ"と仲

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報

https://cpt.geniee.jp/hb/v1/207318/39/instbody.min.js"