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阿部サダヲ×広瀬すず×深津絵里が集結 NODA・MAP新作『華氏マイナス320°』野田秀樹から直筆コメント
劇作家・演出家の野田秀樹によるNODA・MAP第28回公演『華氏マイナス320°』が、4月10日に東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する。阿部サダヲ、広瀬すず、深津絵里らが顔をそろえ、野田作品ならではの知的で挑発的な世界観に挑む。
【画像】『華氏マイナス320°』野田秀樹直筆コメント
東京公演を皮切りに、北九州、大阪へ巡演。さらに英語タイトル『−320°F(Minus Three Twenty Fahrenheit)』として、7月にはロンドン・サドラーズ・ウェルズ劇場での上演も予定されている。
本作のタイトル『華氏マイナス320°』は、レイ・ブラッドベリのディストピアSF小説『華氏451度』(1953年)を想起させるが、野田自身は本作を「正しくない科学に基づいた、正しくないSF(サイエンス・フェイクション)」と語っている。観客の想像力をざわつかせるような不敵なタイトルどおり、常識や理屈を軽やかに裏切る野田流SFが展開される。
物語のはじまりは、とある化石の発掘現場。次々と見つかるさまざまな化石の骨には目もくれず、発掘チームが探し求めているのは「謎の骨」だけ。その正体をめぐり、物語は現代から中世、さらには古代へと時空を自在に往還していく。果たして「謎の骨」とは何なのか――観る者を知的興奮へと誘う構造が用意されている。
阿部は、2021年の番外公演『THE BEE』(原作:筒井康隆「毟りあい」)以来5年ぶり、通算5度目のNODA・MAP参加。その卓越した身体性と緻密な演技で、今作ではどんな姿を見せるのか期待が高まる。
広瀬は、ロンドン公演『Q:A Night At The Kabuki』で高い評価を受けた存在感が、野田作品でどう発揮されるのか注目される。
さらに、1997年『キル』以来、6作、出演8度と野田作品に深く関わってきた深津が、『エッグ』以来14年ぶりに新作へ出演。広瀬との初共演も大きな話題となりそうだ。
脇を固めるのは、大倉孝二、高田聖子、橋本さとしという、歴戦の経験に裏打ちされた比類なき猛者たち。大倉は、2023年『兎、波を走る』における怪演も記憶に新しい。高田は、15年ぶりのNODA・MAP作品への帰還。橋本は『Q:A Night At The Kabuki』(再演)以来4年ぶりの参加となる。
加えて、84歳を迎えた橋爪功が『フェイクスピア』以来5年ぶりにNODA・MAPへ参加するほか、川上友里が初出演。さらに16人のアンサンブルキャストが加わり、野田戯曲ならではのダイナミックな群像表現を支える。
野田秀樹直筆コメント、阿部・広瀬・深津のコメントは以下のとおり。
■阿部サダヲのコメント
『逆鱗』以来10年ぶりに大型の新作公演にお声がけいただいてとにかくうれしく思っています。新作のタイトル、華氏、しかも、マイナスとお聞きして、何が起きるんだろうという期待感を持ちました。出演者の皆さんも、面白いことをされそうな素晴らしい方たちが集まっていて、自分は出演せずに客席から作品を観てみたい!と思うほどです。今回、僕は初めてのロンドン、そして公演も控えているわけですが、外国のお客様の前で公演するのも初めてなので、とにかく今から楽しみです。
■広瀬すずのコメント
『Q:A Night at The Kabuki』初演(2019年)では、初めての舞台で、まだ生の舞台の怖さを分からず、ただ自由に楽しく、感情の動くままに舞台に立っていましたが、再演(22年)では、回数を重ねたことで、改めて責任感と相当な緊張感を感じました。3回目の舞台出演になりますが、今回も個性豊かで素敵な先輩方とご一緒出来ることを光栄に思いますし、いろいろな舞台の表現というものを勉強出来たらと思っています。タイトルを聞いて、調べてみましたが、きっと全然違う中身になっていくと思うので、どんな世界に連れていかれるのか、本当に想像がつかず、ドキドキしています。
■深津絵里のコメント
野田さんと出会ったのは、22歳の時。それから30年。こんなに長くご一緒している方は、他にいません。その野田さんの新作!しかも、70歳になられた野田さんが最初にこの世に生み出す作品に、私の何かが必要とされているなんて。とても光栄で、素直にうれしいです。どんなことになるのか全く想像がつかないこの作品を、どんなことがあってもへっちゃらそうな心強いキャストの皆さんとともに、覚悟を持って務めたいと思います。











