【音楽】
fromis_9、ワールドツアー最終公演で日本デビュー曲「LIKE YOU BETTER (Japanese ver.)」など初披露【ライブレポート】

fromis_9、東京・Zepp Haneda公演より


 韓国5人組ガールグループ・fromis_9が、2月28日に東京・立川ステージガーデンで開催した公演『2025-26 fromis_9 WORLD TOUR ENCORE [NOW TOMORROW.] IN TOKYO』をもって、昨年8月から韓国、アメリカなど12都市17公演に渡り開催したワールドツアーを完走した。約半年にわたって行われたこのツアーは、グループのデビュー後、初めてのワールドツアー。その締めくくりとなった東京公演2部のオフィシャルレポートが届いた。



【ライブ写真多数】ソロショットも!fromis_9、東京・立川ステージガーデン公演より



 会場の照明が落ち、雪が静かに降り積もる針葉樹林が映し出されていたステージLEDがカウントダウンの映像に切り替わると、オープニング映像がスタート。抽象的なモチーフとメンバーが一人ひとり映し出されるのに続いて、高層ビルが「fromis_9」「NOW」「TOMORROW」の文字をかたどった映像で公演のスタートを告げると、純白の衣装で5人が登場し「WE GO」からスタート。オープニングにふさわしいアッパーチューンと煌(きら)びやかな5人のパフォーマンス、そしてはやくも銀テープが舞い会場が祝祭感に包まれると、続いて「Supersonic」へ。楽曲のBPMが上がるのにあわせるように会場のボルテージも上昇する中、チェヨンのブリッジパート、ハヨンのハイトーンボイスに沸き立つflover(ファンの総称)は、ジウォンの「Say what?」のアジテートにますます力強く掛け声を届ける。メンバーもその熱量に応えるようにテンションを上げ、渾身のパフォーマンスで会場をさらに盛り上げたのだった。



 最初のMCでは、ハヨンのかけ声をきっかけに、「私たちは、fromis_9です!」のあいさつに続いて、メンバー一人ずつ日本語であいさつ。1階席から3階席まで、それぞれの階のfloverの歓声の大きさをチェックすると、「本当に最後のアンコール公演なので、思い切り楽しむ準備をしてきました。floverのみなさんも準備できていますか?」(チェヨン)と意気込みを語ると、メンバーたちの「Let’s go!」の合図から「REBELUTIONAL」へ。“Ooh-woah, ah, ah, ah”と客席からシンガロングも巻き起こる中、メンバー同士アイコンタクトを交わしながら楽しそうな笑顔を見せながらパフォーマンスする姿に会場が多幸感に包まれると、間髪入れず「みなさんまだまだ行けますか? Are you ready?」(ジウォン)の挑発的なかけ声とともに5人がスタンドマイクでロックナンバー「Love=Disaster」を日本語で初披露。後半はハンドマイクでダンスパフォーマンスで魅せ、彼女たちのソリッドな魅力を存分に発揮すると、イントロが流れるや否や手拍子が湧き起こる中「Twisted love」へ。ふたたびスタンドマイクの前に立ったメンバーは、それぞれ客席にていねいに視線をやりながら力強くエモーショナルな歌を会場に届ける。一転、テンションをクールダウンするようにステージがスモークで包まれ、LEDにスノードームが映し出される幻想的な雰囲気で届けられた「Blind Letter」では、カラフルなペンライトを左右に揺らしながら、会場のfloverは5人5色の歌声に酔いしれたのだった。



 続くMCでは「floverのみなさん、うれしいお知らせがあります。ついに、4月1日に日本デビューすることになりました!」(ハヨン)と待望の日本デビュー決定を報告。客席から大歓声が送られると、「ちょっとスポしようと思うんですが」(チェヨン)という一言から、5人が日本語と韓国語を混ぜながらすごいスピードでおしゃべりし始め、その自由さのあまり会場も置き去りにされてしまう一幕も。仲のよさゆえの彼女たちならではの愛らしいシーンだが、ナギョンがしっかりと事態を収拾すると、続いてラブリーなナンバー「Strawberry Mimosa」へ。メンバー5人ステージをいっぱいに使いながら、それぞれがイチゴのワッペンがあしらわれたバッグから取り出したイチゴとうさぎの小さなぬいぐるみを客席に投げ入れながらプレイし、会場をふんわりとした空気で満たしたのだった。



 ジャズをBGMに、ブラックドレスを着たメンバーたちがモノクロで映し出される大人びたVCRに続いてメンバーのソロステージセクションへ。ヒール音と美脚を映し出す映像に続いて最初に登場したのは、チェヨン。登場し披露したのは「Pretender」(Official髭男dism)。昨年9月の公演とは異なり、「初めて日本語の歌ってみました」というパフォーマンスは、街の夜景を見下ろす映像をバックに透明感と深みを湛える伸びやかな歌声で歌い上げ、会場からは大きな拍手と歓声が上がった。ダンスホールの映像を背景にジホンは、「真夜中のドア〜Stay With Me」(松原みき)を披露。黒のロンググローブをはめた手に持つ有線マイクのシールドを捌く所作すらも楽曲の世界観を表現するようなきめ細やなパフォーマンスで、会場を70年代へと連れ出したのだった。



 暗転したステージ上の椅子に腰かけ、静寂の中スポットライトに照らされてスタートしたナギョンのソロは「晩餐歌」(tuki.)。ナギョンならではの歌声を真っ直ぐに届け、会場もそれに聴き入ったのだった。続いてアカペラでスタートしたのは、ハヨンによる「なんでもないや」(RADWIMPS)。夕日に染まり始めた空と流れる雲を背景にノスタルジックな雰囲気を帯びながら、伸びやかな高音とウイスパーボイスで、繊細な楽曲世界へと会場を引き込んでいった。ソロステージラストを飾ったのは、ロックアーティストさながらの衣装で登場したジウォン。「ベテルギウス」(優里)をスタンドマイクで歌うと、冒頭のつぶやくような歌声から力強いサビまで、原曲を超えんばかりのエモーションを爆発させたジウォン流ロックナンバーへと見事に昇華させ、その圧巻の歌声で会場を魅了したのだった。



 公演もいよいよ後半戦。雪が舞い降りる映像とともにスタートしたのは「White Memories」。赤いサテンのミニワンピースに黒ブーツという衣装に着替えてオンステージした5人は、シャボン玉が天井から舞い降りるファンタジックな演出の中、後半戦のスタートにふさわしい華やかなステージでふたたび会場のボルテージを上げると、ピンク色のライトに染められて「DM」へと続く。客席からのかけ声の熱もさらに上がり、それに呼応するように5人も熱を帯びながら切れ味よいパフォーマンスを繰り出すと、LEDに映し出される打ち上げ花火も相まって会場のボルテージは最高潮に。すかさずMCで「本当にアツいね!」(ナギョン)とメンバーたちも会場の盛り上がりに手応えを感じていることを伝えると、本公演がワールドツアー「NOW TOMORROW.」の最終日であることに触れ、「メンバー本当にお疲れさまでした。メンバーに拍手をお願いします! そして6ヶ月間いつも隣で応援してくれたスタッフのみなさんも本当に力になりました」(ナギョン)、「メンバーたち、毎日ポジティブな気持ちをありがとう。floverのみなさんもいつもありがとうございます」(ジウォン)などと最終日だからこその気持ちを届ける。ここでもトークの脱線を会場があたたかく見守る時間を織り交ぜながら、いよいよラストのセクションへ。



 「以上、fromis_9でした!ありがとうございました!」のあいさつで締めくくると、赤いサーチライトが客席とステージを照らしタイトなビートが鳴り響く中、シリアスなムードを湛えながら「Rewind」をドロップ。曲中盤でビートチェンジし、ハヨンをセンターにダンスプレイクへと進んだと思えばシームレスに「Attitude」へと続くスペシャルな展開で、fromis_9ならではの振れ幅大きい世界観に会場を没入させて圧倒すると、ラストは性急なビートから雰囲気を一変させ、ギラつく太陽に照らされたような真夏の海をバックに「LIKE YOU BETTER」を日本語で初披露。日本語で歌い出すナギョンの新鮮さを皮切りに、ジホンの淀(よど)みない日本語ラップやハヨンのハイトーンで楽曲を鮮やかに彩りながら、サマークイーンの異名を持つ彼女たちの真骨頂とも言うべき疾走感あふれる爽快なパフォーマンスで会場を沸騰させて大団円を迎えたのだった。



 アンコールは、1階席後方からメンバーが登場するサプライズで客席を沸かせながら「Stay This Way」をプレイ。メンバーがフロアをくまなくまわりながらサインボールを手渡したり、floverと一緒にハートを作ったりと客席コミュニケーション。最後のアンコールメントとしては、「私たちの初めてのワールドツアーの終止符を今日ここで打つことになります。この1年間はメンバーと本当に仲良くなる時間でした。今では私たち、息がピッタリ合っています。fromis_9はこれからもみなさんの前に立ち続けます。だからどうか悲しまないで、これからもっともっと未来を期待してください」(ジホン)、「夢みたいな時間を作ってくれてありがとうございます。初めてのワールドツアーだったので私たちも不器用でうまくいかなかったところもあったと思いますが、floverのみなさんがいてくださったから、お互いに頼れる仲になったと思い

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