
【映画】
ベルリン映画祭コンペ選出アニメ『花緑青が明ける日に』冒頭映像解禁 萩原利久×古川琴音がW主演
日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督のアニメーション作品に参加するなど、ジャンルを越えて創作活動を続けてきた四宮義俊の長編アニメーション初監督作『花緑青が明ける日に』。第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出されたことでも注目を集めている本作より、作品の世界観を象徴する本編冒頭の映像がWEBで公開された。
【動画】『花緑青が明ける日に』物語の幕開けを告げる本編冒頭映像
本作は、四宮監督自身によるオリジナル脚本で描かれる青春ドラマ。タイトルにもなっている「花緑青(はなろくしょう)」は、燃やすと青くなる緑色の顔料で、かつて花火の材料として使われていたが、美しさと引き換えに毒性を持つことから幻となった物質だ。
物語の舞台は、創業330年を誇る花火工場「帯刀煙火店」。再開発による立ち退き期限が迫る中、幻の花火「シュハリ」と、そこで育った若者たちの未来をめぐる2日間の物語が描かれる。
声優初挑戦となる俳優の萩原利久と古川琴音がW主演を務め、等身大で瑞々しい演技でキャラクターに命を吹き込む。さらに入野自由、岡部たかしらが脇を固める。
今回解禁された本編冒頭映像は、水平線から静かに昇る朝日が大海原を黄金色に染める幻想的な場面から始まり、主人公カオルの姿が映し出される。水面に揺らめく彼女の姿は、胸の奥に秘めた切ない記憶を映し出すかのようだ。
水面に彼女とともに写し出されるのは、まるで彼女自身が抱える切ない「思
い出」そのものを投影しているかのように、儚く揺らめいている。そしてそんな思い出を抱えながらカオルが足を踏み入れるのは、「立ち入り禁止」と書かれた場所。そこには、大空のような海を自由気ままに泳ぐ鯨の姿が映し出され、大自然が織りなす神秘的で圧倒的な光景は、観る者の心に深い情動を刻み込む。
しかし、静寂に包まれた大自然の先には、再開発の槌音が響き、かつての面影を失った「変わり果てた街」が広がっていた。
生命の輝きに満ちた大自然と、無機質に変貌していく都市。鮮烈なコントラストの中で、カオルの瞳にはどのような未来が映るのか――。クライマックスとなるラスト10分には、心に深く刻まれる景色が待ち受けるという。次世代の才能が結集した青春アニメーション『花緑青が明ける日に』は、3月6日より全国公開される。











