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那須川天心「崖っぷちこそ自分の力を発揮できる」敗北からの再起戦に不退転の決意 公開練習で語った覚悟
4月11日開催の『Prime Video Boxing 15』で元世界2階級制覇王者のファン・フランシスコ・エストラーダと対戦する那須川天心が3月31日、所属する帝拳ジムで公開練習を行った。昨年11月の井上拓真戦の敗北で、キック時代から続いていた無敗に終止符が打たれ初めての敗北を経験した天心は、練習前の会見で再起に向けた取り組みを語った。
【会見動画】那須川天心エストラーダをKO宣言で再起誓う「絶対もう負けたくない」
コンディションについて「1日1日、自分をしっかり高めていくことをやってきた。もう今すぐにでも戦える状況」とすでに準備万端の天心は、今回の試合に向けて中学時代に指導を受けた経験を持つ「グローブス」ジムの葛西裕一トレーナーと練習を重ねてきた。
今回の試合に向けて「ボクシングの外側」をテーマにした天心にとって、葛西トレーナーの指導は「『こうあるべき』という押し付けがなく、まるで漫画の必殺技を教えてくれるような感覚」と表現。キーワードを聞かれると「10センチの爆弾」と不敵に予告した。
これまではキック時代からの強みであるフットワークをボクシングでも武器にしてきたが、帝拳ジムの浜田剛史代表は今回の試合に向けて「足を止めての打ち合い」の練習も繰り返したと明かす。そして、天心は「原点回帰」を掲げてキック時代のトレーナーである父との練習も取り入れてきた。
前回の敗戦直後、深い孤独や喪失感に襲われることもあったが、「切り替えることは好きじゃない」とすべての感情を切り離さず、自分の成長への糧としてきた。連敗となればキャリアは大きく後退するが「今は本当のギリギリの、崖っぷちの状態にいる。だけど、そういう時こそ力を発揮できるのが自分」とこの状況すら楽しんでパワーにしている。
今月28日に行われた『RISE』では、弟の那須川龍心が、4ラウンドまで押されるも最終5ラウンドに大逆転KO勝利を飾った。「大きな刺激になった」と弟から刺激をもらった天心は「俺だったら4ラウンドまでポイントは取られないな」と、いつもの笑顔も見せた。
存在感の大きさゆえ、アンチや批判的なコメントとも常に戦ってきたが、今はそれも受け入れながら、怒りの感情もモチベーションにする。この試合はWBC世界バンタム級挑戦者決定戦として行われるが、その先は考えず目の前の強敵に向き合うことだけに集中した。










