
【エンタメ総合】
TBS江藤愛アナ、日々の放送に全力「青春と思えるものが長く長く続けばいいな」 今だからこそ感じる“テレビの役割”「大事なのは心」
『THE TIME,』、『ひるおび』、月曜は『CDTVライブ!ライブ!』と、朝・昼・夜それぞれの時間帯で放送を届けているTBS・江藤愛アナウンサー(40)。昨年は『音楽の日』総合司会、34年ぶりの東京開催となった『世界陸上』でのキャスターなど、日々の放送と並行して重要な局面を担ってきた。『好きな女性アナウンサー』ランキングでも2位となり「安定感抜群のアナウンス力」に加えて「人柄」や「声」への評価も高い、TBSに欠かせない存在の江藤アナ。昨年の仕事ぶりをどのように捉えているのか聞いてみようと、インタビューを申し込むと、メモを手に「きょうは、本当にありがとうございます!」と心からの笑顔を浮かべて現れた。
【写真】大事そうに…母とめいからのお守りを披露した江藤愛アナ
■「久米さんのテレビの魂、音楽への魂を引き継いで…」 『CDTVライブ!ライブ!』への思い
“えとちゃん”が出演している音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』については、自身のアナウンサー人生の中でも重要なものだと目を輝かせる。ライブ感にこだわった演出も好評だが、偉大な先輩への思いを口にした。「先日、久米宏さんが亡くなられて。訃報を伝えるニュースの中で『ザ・ベストテン』の映像をご覧になった方もたくさんいらっしゃると思います。久米さんはかつて、『ザ・ベストテンはニュースでありドキュメンタリーだった』とおっしゃっているんです。番組の中で、季節や天気、時事問題まで、リアルタイムで、日本の今とアーティストを伝えていたそうです。『CDTVライブ!ライブ!』は、その久米さんのテレビの魂、音楽への魂を引き継いで、生中継で届けたいという思いがあるので、私たちも番組の中で、桜の開花、梅雨明け、中秋の名月といった、季節感をすごく大切にしています」。
『ひるおび』を担当してから同番組に臨んでいるが、その時の“ルーティーン”がある。「始まる前に黒酢を飲んでいます。『ひるおび』が終わって着替えてメイクをするタイミングで黒酢を飲んでシャキッとさせています。またここから今日の1日が始まるぞみたいな感じです。あと、ちょっと恥ずかしいんですけど、家族が作ってくれたお守りを触ってからスタジオに行くようにしています」と話したところで、おもむろに立ち上がった。「母と姪っ子が作ってくれたお守りを触って『今日も頑張ります!』って。私が入社1年目の時に母が作ってくれた「BooBoのお守り」を、今日も持ってきているんですけど、(近くにあったバッグから取り出す)姪っ子が作ってくれたお守りとセットにして入れています。先程も話したように、始まる前の緊張をスタジオには持っていきたくないんですよね。そんな『今日も大丈夫!』のルーティーンですが、うっかり触るのを忘れてスタジオに入ったときは『何か不安かも…』と、一度控室に戻ってからまたスタジオに向かう…それも、私のルーティーンです(笑)。でも、安心してくださいね!本番10秒前には、緊張を忘れて『CDTVライブ!ライブ!スタート!』と、楽しんでいますから」。
台本に「届けたいのは、熱のあるライブ」と毎回書かれているそうだが、アーティストにとっての最高の環境を整え、視聴者に届けている。「視聴者の皆さんが楽しんでくれて、アーティストの皆さんが『ここでライブして楽しかった』と思ってもらえるように、カメラマン、音声、照明…制作スタッフ一人ひとりの思い、『熱』が詰まっているんです。私もスタッフの一員として、最高の時間を届けるという熱い思いで、あのステージに立っています。特に、初めてのテレビ歌唱のアーティストの方には『大事な1ページになりますように』と心を込めています」。
昨夏には、安住紳一郎アナとともに音楽特番『音楽の日』総合司会を務めた。「ココロひびけ。音楽の日」というテーマについて言葉に力を込める。「いろいろなメディアがある中で、テレビの役割もちょっとずつ変化しているのは確か。でもやっぱりテレビって「ココロ」がないとだめで、『音楽の日』を観て、元気でも楽しいでも、感動でも希望でも、誰かのココロに響いてくれたらいいなぁという願いが込められていることを知り、私もすごく共感しました」。
江藤アナが力を入れているのが、楽曲前の“ナレーション”。楽曲に込められた思いなどを伝える大事なパートだからこそ、妥協は許さず、チーム一丸となって挑んでいる。「能登の中継や合唱など、いろんな企画があって、歌唱に行くまでのVTR、そのナレーションを担当しているのですが、『こんな思いで、皆さんに歌が届きますように』というココロを言葉に込めています。『音楽の日』のナレーションが大好きなんですよ。昨年は、一度撮って家に帰ったんですが、スタッフの方と『これじゃココロが伝わらない』となり、また会社に戻って撮り直したこともありました。『この曲が…』と伝えるか、『この歌が…』と伝えるか、たった一言だけでも、番組が伝えたい思いが違ってくるんです。最後に『やっぱりこれだね!』と、スタッフみんなでたどり着く声があるので、そこに魂を込めて、私が大切にしているところです」。
安住アナの“心”が見えるのも『音楽の日』ならでは。「私『音楽の日』の安住さん、すごく好きなんです!かわいく見えるんですよね。この表現、伝わりますか(笑)?もちろん、ラジオ、ニュース、『THE TIME,』など、安住さんのいろんな姿が見られますが、『音楽の日』の時の安住さんの人柄が好きなんです。昨年は赤坂サカスの何百人の真ん中で、タオルを巻いて『32度、暑くないよ!ちょうどいいよ!『音楽の日』スタートです』とタイトルコールをしていたのですが、『笑点』のオープニングみたいな感じで、その安住さんがすごくかわいかったです(笑)。岡本真夜さんの復活のステージで、見守りながら泣いている安住さんの姿に、視聴者のみなさんも共感できたのではないかと思います。あと、個人的に嬉しかったことでいうと、昨年は『総勢95名が魅せる!“DREAM DANCE”』という、各事務所のみなさんが選抜でダンスをする企画がありました。そこで、安住さんと私で事務所名を紹介していくのですが、安住さんが『ここは、昔のテレビっぽい感じで、2人で声をそろえて言おう』と提案してくださったんです。安住さんの伝え手としての思いを感じられて、その瞬間すごく幸せでした」。
■『THE TIME,』安住アナの魅力 『ひるおび』では恵俊彰の一言に救われる
「あなたと、とことん」とのテーマで届けている朝の『THE TIME,』では、また違った安住アナの魅力があると、江藤アナが笑顔で明かす。「『THE TIME,』って、学校みたいだな!と感じています。アナウンサーの先輩後輩がたくさんいて。安住さんは、その中で、私達を引っ張ってくれる存在です。ある時は先生のように。打ち合わせもすごいんですよ。一つのニュースから「知ってる?」「覚えてる?」とか、打ち合わせ以外の話が面白くなっちゃうんですけど、それは置いておいて(笑)。何を、どう伝えるのかに対して、緻密という言葉でいいのかな。こんなに考えるんだっていう。その頭の中ってどうなってるんだろうなって、想像してもしきれないところです。そして、要所要所で安住節も飛び出して、そこも好きなところです(笑)」。
後輩アナとの共演も貴重なひとときだ。「こんなにアナウンサーと仕事することはなかなかないので、楽しいです。ありがたいことに、みんなが慕ってくれて。この間、吉村恵里子アナウンサーと北海道に旅行に行きましたし、小沢光葵アナウンサーが誕生日にくれたお手紙に『江藤さんは僕の憧れです』と書いてくれて、感激しました。古田敬郷アナウンサー、長尾翼アナウンサー、中谷恒幹アナウンサー、学生キャスターの齊藤美雅さんは私が時々アドバイスをする時に、目をキラキラ輝かせて聞いてくれる感じとか…」。身をぐっと乗り出して、こう続けた。
「杉山真也アナウンサーとは年齢も近く、ともに歩んできた感覚があるので、先輩ですが『杉ちゃん!』、心開けるパートナーです。本当に学校のような、すごくいい空気だなと思っています。それが視聴者の皆さんに伝わって、『THE TIME,』って朝から元気出るよねって思ってもらえると嬉しいです」
自身のキャリアの中で、最も長く担当している『ひるおび』については「家族以上に、家族のように感じる存在です。朝の打ち合わせから生放送、翌日の反省会まで、終わると午後3時。1日の半分を過ごしています。昨年、カムチャツカ半島で地震があり、津波警報が出ました。CMもVTRもない中、津波の注意喚起を伝え続けたことがありました。2時間以上に及び、(伝える側としても)不安はあります。でも、視聴者の皆さんの無事のために、何が起きたかを伝える。18年目になるひるおびが培ってきたチームワーク・絆が、そこにありました。放送が終わって『阿吽の呼吸だよね。』と、恵さんと話しました」。
恵の一言に救われた出来事もあった。「恵さんって、ちょっとした変化に気づいてくれるんです。この間びっくりしたのが、自分の中でちょっとその日、落ち込んでいたんでしょうね。でも基本的にいつもと同じなんですが、ふっと恵さんから『江藤、今日どうした?』って言われたんです











