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【産学連携】すべての人にやさしい地図をめざして 九州大学と表示灯、ユニバーサルデザイン公共案内地図を共同研究
表示灯株式会社
周辺案内地図の掲出などを展開する表示灯株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長:徳毛孝裕、以下「当社」)は、全国の鉄道駅や市役所、観光案内所などにおいて、色覚バリアフリー地図を標準仕様として展開しております。
誰もが情報に平等にアクセスできる社会の実現が求められる中、当社は長年にわたり視覚特性への配慮を重ねてまいりました。今回、九州大学との産学連携により、色覚や視力の違いによる情報伝達の差を解消し、さらに凡例を見なくても直感的に理解できる「ユニバーサルデザインマップ」の実現を目指してまいります。

※色彩研究の地図配色案変更点概要
・公共施設、文化施設、宿泊施設、商業施設、レジャーの5施設は色相型配色(トーンを同一もしくは類似)とし、色相は、ペンタード配色(色相環を5等分した位置にある5色の組み合わせ)、ハッチィング(パターンや地紋)は使用しない ※現行オリジナルは文化施設、宿泊施設、レジャーの3つでハッチィングを使用
・5施設と対比してベースには「薄い灰色」、一般施設には「明るい灰色」の無彩色系で配色
・緑地と水域は固有色が強い効果を持つため、緑地に対しては緑から黄緑の色を、水域には水色を用いハッチィングを使用
2024年4月に施行された改正障害者差別解消法により、近年、アクセシビリティへの関心と取り組みが急速に高まりを見せており、すべての人が平等にサービスを受け、社会に参加できる環境づくりがより一層求められるようになりました。
こうした背景を受け、全国の鉄道駅や市役所、観光案内所などにおいて、色覚バリアフリーマップを標準仕様とした周辺案内地図「ナビタ」を展開する当社は、周辺案内地図のユニバーサルデザイン化を一層推進すべく、九州大学と連携し、色彩設計に関する共同研究を開始しました。
現在進行中の共同研究では、人間の視覚情報処理(特に色覚)とそのデザイン応用を専門とする九州大学大学院 須長正治教授と共同研究である「公共地図の色覚障がい者と健常者の両方に適した、デザイン性のある地図の折衷点の研究」をテーマに据えています。この研究では、色覚特性の異なる利用者が等しく理解できる地図の色彩設計を目指し、視認性や配色バランスに関する実証実験を重ねることで、機能性とデザイン性を両立した最適な地図表現の実現を目指しています。
尚、2025年6月に開催された「日本色彩学会第56回全国大会」において、九州大学大学院 院生 山崎氏より、本共同研究に関連するテーマとして、少数派色覚をもつ「デザイナー」に必要な色彩デザインの知識・技能・配慮のあり方を分析した研究が発表され、「発表奨励賞」を受賞いたしました。
九州大学大学院 芸術工学府 芸術工学専攻 1年 山崎氏コメント
今回発表した『少数派色覚「デザイナー」のための色彩デザインに関する知識・技能・方策の分析』は、少数派色覚のひとが、デザイン業務を滞りなく遂行するための指南書づくりを目的とした研究です。調査と実践の両輪で進めており、表示灯株式会社との共同研究として、案内表示板ナビタ地図の新しい配色案を、多数派・少数派色覚での協働でデザインしました。本研究の成果が、デザイナーを志す少数派色覚のひとの一助になるよう、今後も励みます。
今後は、この研究成果を鉄道事業者など関係各所のご理解を得ながら、当社の周辺案内地図へ順次反映してまいります。色覚バリアフリーとデザイン性の両立を実現し、公共空間における情報のアクセシビリティ向上を目指してまいります。
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周辺案内地図の掲出などを展開する表示灯株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長:徳毛孝裕、以下「当社」)は、全国の鉄道駅や市役所、観光案内所などにおいて、色覚バリアフリー地図を標準仕様として展開しております。
誰もが情報に平等にアクセスできる社会の実現が求められる中、当社は長年にわたり視覚特性への配慮を重ねてまいりました。今回、九州大学との産学連携により、色覚や視力の違いによる情報伝達の差を解消し、さらに凡例を見なくても直感的に理解できる「ユニバーサルデザインマップ」の実現を目指してまいります。

※色彩研究の地図配色案変更点概要
・公共施設、文化施設、宿泊施設、商業施設、レジャーの5施設は色相型配色(トーンを同一もしくは類似)とし、色相は、ペンタード配色(色相環を5等分した位置にある5色の組み合わせ)、ハッチィング(パターンや地紋)は使用しない ※現行オリジナルは文化施設、宿泊施設、レジャーの3つでハッチィングを使用
・5施設と対比してベースには「薄い灰色」、一般施設には「明るい灰色」の無彩色系で配色
・緑地と水域は固有色が強い効果を持つため、緑地に対しては緑から黄緑の色を、水域には水色を用いハッチィングを使用
2024年4月に施行された改正障害者差別解消法により、近年、アクセシビリティへの関心と取り組みが急速に高まりを見せており、すべての人が平等にサービスを受け、社会に参加できる環境づくりがより一層求められるようになりました。
こうした背景を受け、全国の鉄道駅や市役所、観光案内所などにおいて、色覚バリアフリーマップを標準仕様とした周辺案内地図「ナビタ」を展開する当社は、周辺案内地図のユニバーサルデザイン化を一層推進すべく、九州大学と連携し、色彩設計に関する共同研究を開始しました。
現在進行中の共同研究では、人間の視覚情報処理(特に色覚)とそのデザイン応用を専門とする九州大学大学院 須長正治教授と共同研究である「公共地図の色覚障がい者と健常者の両方に適した、デザイン性のある地図の折衷点の研究」をテーマに据えています。この研究では、色覚特性の異なる利用者が等しく理解できる地図の色彩設計を目指し、視認性や配色バランスに関する実証実験を重ねることで、機能性とデザイン性を両立した最適な地図表現の実現を目指しています。
尚、2025年6月に開催された「日本色彩学会第56回全国大会」において、九州大学大学院 院生 山崎氏より、本共同研究に関連するテーマとして、少数派色覚をもつ「デザイナー」に必要な色彩デザインの知識・技能・配慮のあり方を分析した研究が発表され、「発表奨励賞」を受賞いたしました。
九州大学大学院 芸術工学府 芸術工学専攻 1年 山崎氏コメント
今回発表した『少数派色覚「デザイナー」のための色彩デザインに関する知識・技能・方策の分析』は、少数派色覚のひとが、デザイン業務を滞りなく遂行するための指南書づくりを目的とした研究です。調査と実践の両輪で進めており、表示灯株式会社との共同研究として、案内表示板ナビタ地図の新しい配色案を、多数派・少数派色覚での協働でデザインしました。本研究の成果が、デザイナーを志す少数派色覚のひとの一助になるよう、今後も励みます。
今後は、この研究成果を鉄道事業者など関係各所のご理解を得ながら、当社の周辺案内地図へ順次反映してまいります。色覚バリアフリーとデザイン性の両立を実現し、公共空間における情報のアクセシビリティ向上を目指してまいります。
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