【PR TIMES 医療・医薬・福祉】
【粉瘤再発調査】手術経験者の31.7%が再発を経験、再発しやすい人の5つの特徴と予防法を皮膚外科医が解説
医療法人社団鉄結会
~「同じ場所に何度もできる」経験者は4人に1人、再発率を下げる手術法の選び方とは~
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、粉瘤が再発する主な原因は『袋(嚢胞壁)の取り残し』であり、手術法の選択と執刀医の技術が再発率を大きく左右します。当院監修医師の30,000件超の手術実績によると、くり抜き法(へそ抜き法)で適切に袋を摘出した場合の再発率は1%未満である一方、不完全な処置では再発率が20~30%に上昇します。再発を繰り返す方は、必ず袋ごと完全摘出できる皮膚外科専門の医療機関を受診してください。
・粉瘤手術経験者の31.7%が再発を経験、うち24.3%が同じ場所での再発
・再発経験者の67.4%が『切開排膿のみ』の処置を受けていた
・手術法を選んで受けた人の再発率は8.2%、選べなかった人は42.1%と5倍以上の差
用語解説
■ 粉瘤(ふんりゅう)とは
粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物(嚢胞)ができ、その中に角質や皮脂が溜まって徐々に大きくなる良性腫瘍である。アテローム、表皮嚢腫とも呼ばれ、体のどこにでもできるが、特に顔・首・背中・耳の後ろに好発する。自然治癒することはなく、根治には袋ごと摘出する手術が必要である。
■ くり抜き法(へそ抜き法)とは
くり抜き法とは、粉瘤の開口部(へそ)を中心に円形のメスで小さく皮膚を切り取り、その穴から袋ごと摘出する手術法である。傷跡が小さく、日帰り手術が可能で、袋を完全に取り除けば再発率は1%未満と非常に低い。従来の紡錘形切開法に比べて傷跡が目立ちにくいという利点がある。
■ 切開排膿(せっかいはいのう)とは
切開排膿とは、炎症を起こして膿が溜まった粉瘤に対し、皮膚を切開して膿を排出する応急処置である。痛みや腫れを軽減する効果はあるが、袋は体内に残るため根治治療ではなく、炎症が落ち着いた後に改めて摘出手術が必要となる。
粉瘤の手術法比較(くり抜き法 vs 紡錘形切開法 vs 切開排膿)

※当院監修医師の30,000件以上の手術実績に基づく数値です。粉瘤の大きさや状態により異なります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、粉瘤の手術経験がある全国の20~60代の男女300名を対象に「粉瘤の再発に関する実態調査」を実施しました。本調査では、再発経験の有無、受けた手術法の種類、再発しやすい人の傾向などを明らかにし、皮膚外科医の視点から再発を防ぐための正しい治療選択について解説します。
調査背景
粉瘤は皮膚科・形成外科において最も一般的な良性腫瘍の一つであり、当院監修医師の高桑康太医師は年間3,000件以上の粉瘤手術を執刀しています。近年、SNSやインターネットで『粉瘤が何度もできる』『手術したのにまた再発した』という声が多く見られ、適切な治療を受けられていない方が多いと感じておりました。再発を繰り返すことで患者様の身体的・精神的負担が増大するだけでなく、炎症を繰り返すことで手術の難易度が上がり、傷跡も大きくなるリスクがあります。そこで、粉瘤再発の実態と原因を明らかにし、正しい治療選択の普及に貢献することを目的として本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:過去5年以内に粉瘤の手術または処置を受けたことがある全国の20~60代の男女
・調査期間:2026年1月20日~1月29日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】手術経験者の3割以上が再発を経験、4人に1人は同じ場所で再発
設問:粉瘤の手術または処置を受けた後、再発を経験したことはありますか?

粉瘤手術経験者の31.7%が再発を経験しており、そのうち約77%(全体の24.3%)が同じ場所での再発でした。同じ場所での再発は袋(嚢胞壁)の取り残しが原因であり、手術法の選択や執刀医の技術が再発率に大きく影響していることが示唆されます。
【調査結果】再発経験者の67.4%が「切開排膿のみ」の処置を受けていた
設問:最初に受けた粉瘤の処置・手術はどのような方法でしたか?

全体では切開排膿が38.7%と最も多く、再発経験者に限定すると67.4%が切開排膿のみの処置を受けていました。切開排膿は炎症を抑える応急処置であり、袋が残るため再発は避けられません。根治治療であるくり抜き法や紡錘形切開法を最初から受けた人の再発率は8.2%にとどまっています。
【調査結果】手術法を選べた人の再発率は8.2%、選べなかった人は42.1%と5倍以上の差
設問:粉瘤の手術を受ける際、手術法を選ぶことができましたか?

手術法を選択できた人(31.0%)の再発率は8.2%だったのに対し、説明なく処置された人(20.7%)の再発率は52.4%と6倍以上の差がありました。適切な説明を受け、根治手術を選択できる環境で治療を受けることが再発防止の重要な要素であることが明らかになりました。
【調査結果】炎症後に駆け込み受診した人の63.2%が「根治手術できなかった」と回答
設問:粉瘤ができてから手術を受けるまでの期間はどのくらいでしたか?

炎症・化膿してから受診した人(15.7%)の63.2%が「その場で根治手術を受けられなかった」と回答しており、切開排膿のみで一旦様子を見る流れになっていました。炎症前の早期受診が、1回の手術で完治させるための重要なポイントです。
【調査結果】最重視は「袋を完全に取る技術」78.3%、次いで「皮膚外科専門の医師」62.0%
設問:粉瘤の再発を防ぐために、次回手術を受けるとしたら何を重視しますか?(複数回答可・上位3つ)

再発経験の有無に関わらず、「袋を完全に取り除く技術・経験」を最も重視する人が78.3%と圧倒的でした。再発経験者に限定すると、「皮膚外科専門の医師がいる」を重視する割合が82.1%まで上昇しており、再発を通じて専門医療機関の重要性を認識していることがわかります。
調査まとめ
本調査により、粉瘤手術経験者の31.7%が再発を経験しており、その主な原因は「切開排膿のみで袋が取り残されている」「手術法を選択できる環境で治療を受けていない」ことにあることが明らかになりました。特に、手術法を選べた人と選べなかった人で再発率に5倍以上の差があること、炎症後に駆け込み受診した場合は根治手術を受けられないケースが多いことは重要な知見です。粉瘤の再発を防ぐためには、炎症を起こす前に皮膚外科を専門とする医療機関を受診し、袋ごと完全摘出する根治手術を受けることが最も確実な方法と言えます。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
当院監修医師として30,000件以上の皮膚腫瘍手術を執刀してきた経験から申し上げると、粉瘤の再発原因のほぼ100%は『袋(嚢胞壁)の取り残し』です。適切な手術法で袋を完全に摘出すれば、再発率は1%未満に抑えられます。再発を繰り返している方は、必ず皮膚外科を専門とする医療機関で根治手術を受けてください。
粉瘤が何度も再発する方には、いくつかの共通した特徴があります。最も多いのは、炎症を起こしてから受診し、切開排膿のみの処置を受けているケースです。切開排膿は痛みや腫れを取る応急処置としては有効ですが、袋は体内に残るため、数ヶ月~数年後に必ず再発します。また、炎症を繰り返すと周囲の組織との癒着が進み、袋の境界が不明瞭になるため、次回の手術で完全摘出が困難になるという悪循環に陥ります。
日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、粉瘤の根治治療は外科的摘出が基本とされています。当院では「くり抜き法(へそ抜き法)」を第一選択としており、粉瘤の開口部を中心に最小限の切開で袋ごと摘出します。この方法であれば傷跡は4~6mm程度と小さく、多くの場合は日帰りで手術が完了します。
再発を防ぐためのポイントは3つあります。第一に、炎症を起こす前の早期受診です。しこりに気づいた段階で受診いただければ、1回の手術で確実に完治できます。第二に、手術法と執刀医の選択です。粉瘤手術は簡単に見えますが、袋を破らずに完全摘出するには技術と経験が必要です。年間数百件以上の粉瘤手術を執刀している医師を選ぶことをお勧めします。第三に、炎症後でも諦めずに根治手術を受けることです。炎症が落ち着いた後(通常1~2ヶ月後)に改めて摘出手術を受ければ、再発の連鎖を断ち切ることができます。
【エビデンス】当院監修医師の30,000件以上の手術実績に基づくと、くり抜き法で袋を完全摘出した場合の再発率は0.8%です。一方、炎症を2回以上繰り返してから手術した場合は、癒着により摘出が困難となり、再発率が5~8%に上昇します。また、日本皮膚科学会の皮膚悪性腫瘍診療ガイドラインでは、粉瘤を含む表皮嚢腫の治療について「嚢腫壁を含めた完全摘出が再発防止に重要」と明記されています。
粉瘤が再発しやすい人の5つの特徴
・切開排膿のみで袋を取っていない(応急処置で終わっている)
・炎症を起こしてから受診し、その場で根治手術を受けられなかった
・手術法の説明なく処置され、選択の機会がなかった
・同じ粉瘤で2回以上炎症を繰り返している
・皮膚外科を専門としない医療機関で手術を受けた
粉瘤の再発を防ぐための3つのポイント
・炎症前の早期受診:しこりに気づいたら炎症を起こす前に受診する
・根治手術の選択:切開排膿ではなく、袋ごと摘出する手術を受ける
・専門医療機関の選択:粉瘤手術の実績が豊富な皮膚外科を選ぶ
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 粉瘤の再発率はどのくらいですか?
A. 手術法と執刀医の技術により、再発率は1%未満~30%以上と大きく異なります。
今回の調査では手術経験者の31.7%が再発を経験していましたが、当院監修医師の30,000件以上の実績では、くり抜き法で完全摘出した場合の再発率は0.8%です。再発の主な原因は袋(嚢胞壁)の取り残しであり、切開排膿のみの処置では再発率がほぼ100%となります。手術法を選べた人の再発率は8.2%、選べなかった人は42.1%と5倍以上の差があることからも、適切な医療機関選びが重要です。
Q2. 粉瘤が同じ場所に何度もできるのはなぜですか?
A. 同じ場所での再発は、前回の手術で袋(嚢胞壁)が完全に取り切れていないことが原因です。
粉瘤の袋が少しでも残っていると、その部分から再び角質や皮脂が溜まり、同じ場所に粉瘤が再発します。調査では再発経験者の67.4%が「切開排膿のみ」の処置を受けていました。切開排膿は膿を出すだけの応急処置であり袋は残るため、必ず再発します。根治させるには、くり抜き法や紡錘形切開法で袋ごと完全摘出する必要があります。
Q3. 粉瘤の再発を予防する方法はありますか?
A. 最も確実な再発予防は、炎症を起こす前に袋ごと完全摘出する根治手術を受けることです。
調査結果では、炎症・化膿してから受診した人の63.2%がその場で根治手術を受けられませんでした。炎症前に受診すれば、1回の手術で袋ごと完全摘出でき、再発率は1%未満に抑えられます。また、手術法を選べた人の再発率は8.2%と低いことから、複数の手術法を提示してくれる皮膚外科専門の医療機関を選ぶことも重要な予防策です。
Q4. 粉瘤が炎症を起こしたらすぐに手術できますか?
A. 炎症の程度によりますが、切開排膿で応急処置後、1~2ヶ月後に根治手術を行うのが一般的です。
炎症が強い場合は、まず切開排膿で膿を出して炎症を落ち着かせ、その後に袋を摘出する二段階の治療が必要になることがあります。ただし、当院では炎症中でも条件が整えば「炎症性粉瘤」としてくり抜き法で摘出するケースもあります。調査では炎症後の駆け込み受診で根治手術を受けられなかった人が63.2%おり、可能な限り炎症前の受診をお勧めします。
Q5. くり抜き法と従来の切開法、どちらが再発しにくいですか?
A. どちらも袋を完全摘出できれば再発率に大きな差はありませんが、くり抜き法は傷跡が小さい利点があります。
当院監修医師の実績では、くり抜き法の再発率は0.8%、紡錘形切開法は1.2%とほぼ同等です。重要なのは手術法よりも「袋を破らずに完全摘出できるか」であり、これは執刀医の技術と経験に左右されます。くり抜き法は傷跡が4~6mmと小さく、顔や露出部の粉瘤に適しています。一方、紡錘形切開法は大きな粉瘤や癒着が強い場合に適しています。
放置のリスク
・炎症を繰り返すと周囲組織との癒着が進み、手術で完全摘出が困難になる
・炎症のたびに粉瘤が大きくなり、最終的に必要な切開範囲が広がる
・放置した粉瘤が細菌感染を起こし、蜂窩織炎など重症化するリスクがある
・まれに粉瘤と見た目が似た悪性腫瘍(皮膚がん)を見逃す可能性がある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・皮膚の下に触れるしこりがある(痛みがなくても早めの受診を推奨)
・以前からあったしこりが大きくなってきた
・しこりの周囲が赤く腫れている、痛みがある
・過去に切開排膿のみで処置し、同じ場所に再発した
・顔や首など目立つ場所にしこりがある
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚外科専門医師による30,000件以上の手術実績
・くり抜き法を中心とした低侵襲・日帰り手術に対応
・炎症性粉瘤でも可能な限り当日の根治手術を検討
・首都圏6院(新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮)で土日祝も診療
各院情報
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。
ご予約はこちら
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック新宿院 皮膚科・形成外科
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック渋谷院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック上野院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック池袋院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック東京院
埼玉の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック大宮院
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~「同じ場所に何度もできる」経験者は4人に1人、再発率を下げる手術法の選び方とは~
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、粉瘤が再発する主な原因は『袋(嚢胞壁)の取り残し』であり、手術法の選択と執刀医の技術が再発率を大きく左右します。当院監修医師の30,000件超の手術実績によると、くり抜き法(へそ抜き法)で適切に袋を摘出した場合の再発率は1%未満である一方、不完全な処置では再発率が20~30%に上昇します。再発を繰り返す方は、必ず袋ごと完全摘出できる皮膚外科専門の医療機関を受診してください。
・粉瘤手術経験者の31.7%が再発を経験、うち24.3%が同じ場所での再発
・再発経験者の67.4%が『切開排膿のみ』の処置を受けていた
・手術法を選んで受けた人の再発率は8.2%、選べなかった人は42.1%と5倍以上の差
用語解説
■ 粉瘤(ふんりゅう)とは
粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物(嚢胞)ができ、その中に角質や皮脂が溜まって徐々に大きくなる良性腫瘍である。アテローム、表皮嚢腫とも呼ばれ、体のどこにでもできるが、特に顔・首・背中・耳の後ろに好発する。自然治癒することはなく、根治には袋ごと摘出する手術が必要である。
■ くり抜き法(へそ抜き法)とは
くり抜き法とは、粉瘤の開口部(へそ)を中心に円形のメスで小さく皮膚を切り取り、その穴から袋ごと摘出する手術法である。傷跡が小さく、日帰り手術が可能で、袋を完全に取り除けば再発率は1%未満と非常に低い。従来の紡錘形切開法に比べて傷跡が目立ちにくいという利点がある。
■ 切開排膿(せっかいはいのう)とは
切開排膿とは、炎症を起こして膿が溜まった粉瘤に対し、皮膚を切開して膿を排出する応急処置である。痛みや腫れを軽減する効果はあるが、袋は体内に残るため根治治療ではなく、炎症が落ち着いた後に改めて摘出手術が必要となる。
粉瘤の手術法比較(くり抜き法 vs 紡錘形切開法 vs 切開排膿)

※当院監修医師の30,000件以上の手術実績に基づく数値です。粉瘤の大きさや状態により異なります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、粉瘤の手術経験がある全国の20~60代の男女300名を対象に「粉瘤の再発に関する実態調査」を実施しました。本調査では、再発経験の有無、受けた手術法の種類、再発しやすい人の傾向などを明らかにし、皮膚外科医の視点から再発を防ぐための正しい治療選択について解説します。
調査背景
粉瘤は皮膚科・形成外科において最も一般的な良性腫瘍の一つであり、当院監修医師の高桑康太医師は年間3,000件以上の粉瘤手術を執刀しています。近年、SNSやインターネットで『粉瘤が何度もできる』『手術したのにまた再発した』という声が多く見られ、適切な治療を受けられていない方が多いと感じておりました。再発を繰り返すことで患者様の身体的・精神的負担が増大するだけでなく、炎症を繰り返すことで手術の難易度が上がり、傷跡も大きくなるリスクがあります。そこで、粉瘤再発の実態と原因を明らかにし、正しい治療選択の普及に貢献することを目的として本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:過去5年以内に粉瘤の手術または処置を受けたことがある全国の20~60代の男女
・調査期間:2026年1月20日~1月29日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】手術経験者の3割以上が再発を経験、4人に1人は同じ場所で再発
設問:粉瘤の手術または処置を受けた後、再発を経験したことはありますか?

粉瘤手術経験者の31.7%が再発を経験しており、そのうち約77%(全体の24.3%)が同じ場所での再発でした。同じ場所での再発は袋(嚢胞壁)の取り残しが原因であり、手術法の選択や執刀医の技術が再発率に大きく影響していることが示唆されます。
【調査結果】再発経験者の67.4%が「切開排膿のみ」の処置を受けていた
設問:最初に受けた粉瘤の処置・手術はどのような方法でしたか?

全体では切開排膿が38.7%と最も多く、再発経験者に限定すると67.4%が切開排膿のみの処置を受けていました。切開排膿は炎症を抑える応急処置であり、袋が残るため再発は避けられません。根治治療であるくり抜き法や紡錘形切開法を最初から受けた人の再発率は8.2%にとどまっています。
【調査結果】手術法を選べた人の再発率は8.2%、選べなかった人は42.1%と5倍以上の差
設問:粉瘤の手術を受ける際、手術法を選ぶことができましたか?

手術法を選択できた人(31.0%)の再発率は8.2%だったのに対し、説明なく処置された人(20.7%)の再発率は52.4%と6倍以上の差がありました。適切な説明を受け、根治手術を選択できる環境で治療を受けることが再発防止の重要な要素であることが明らかになりました。
【調査結果】炎症後に駆け込み受診した人の63.2%が「根治手術できなかった」と回答
設問:粉瘤ができてから手術を受けるまでの期間はどのくらいでしたか?

炎症・化膿してから受診した人(15.7%)の63.2%が「その場で根治手術を受けられなかった」と回答しており、切開排膿のみで一旦様子を見る流れになっていました。炎症前の早期受診が、1回の手術で完治させるための重要なポイントです。
【調査結果】最重視は「袋を完全に取る技術」78.3%、次いで「皮膚外科専門の医師」62.0%
設問:粉瘤の再発を防ぐために、次回手術を受けるとしたら何を重視しますか?(複数回答可・上位3つ)

再発経験の有無に関わらず、「袋を完全に取り除く技術・経験」を最も重視する人が78.3%と圧倒的でした。再発経験者に限定すると、「皮膚外科専門の医師がいる」を重視する割合が82.1%まで上昇しており、再発を通じて専門医療機関の重要性を認識していることがわかります。
調査まとめ
本調査により、粉瘤手術経験者の31.7%が再発を経験しており、その主な原因は「切開排膿のみで袋が取り残されている」「手術法を選択できる環境で治療を受けていない」ことにあることが明らかになりました。特に、手術法を選べた人と選べなかった人で再発率に5倍以上の差があること、炎症後に駆け込み受診した場合は根治手術を受けられないケースが多いことは重要な知見です。粉瘤の再発を防ぐためには、炎症を起こす前に皮膚外科を専門とする医療機関を受診し、袋ごと完全摘出する根治手術を受けることが最も確実な方法と言えます。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
当院監修医師として30,000件以上の皮膚腫瘍手術を執刀してきた経験から申し上げると、粉瘤の再発原因のほぼ100%は『袋(嚢胞壁)の取り残し』です。適切な手術法で袋を完全に摘出すれば、再発率は1%未満に抑えられます。再発を繰り返している方は、必ず皮膚外科を専門とする医療機関で根治手術を受けてください。
粉瘤が何度も再発する方には、いくつかの共通した特徴があります。最も多いのは、炎症を起こしてから受診し、切開排膿のみの処置を受けているケースです。切開排膿は痛みや腫れを取る応急処置としては有効ですが、袋は体内に残るため、数ヶ月~数年後に必ず再発します。また、炎症を繰り返すと周囲の組織との癒着が進み、袋の境界が不明瞭になるため、次回の手術で完全摘出が困難になるという悪循環に陥ります。
日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、粉瘤の根治治療は外科的摘出が基本とされています。当院では「くり抜き法(へそ抜き法)」を第一選択としており、粉瘤の開口部を中心に最小限の切開で袋ごと摘出します。この方法であれば傷跡は4~6mm程度と小さく、多くの場合は日帰りで手術が完了します。
再発を防ぐためのポイントは3つあります。第一に、炎症を起こす前の早期受診です。しこりに気づいた段階で受診いただければ、1回の手術で確実に完治できます。第二に、手術法と執刀医の選択です。粉瘤手術は簡単に見えますが、袋を破らずに完全摘出するには技術と経験が必要です。年間数百件以上の粉瘤手術を執刀している医師を選ぶことをお勧めします。第三に、炎症後でも諦めずに根治手術を受けることです。炎症が落ち着いた後(通常1~2ヶ月後)に改めて摘出手術を受ければ、再発の連鎖を断ち切ることができます。
【エビデンス】当院監修医師の30,000件以上の手術実績に基づくと、くり抜き法で袋を完全摘出した場合の再発率は0.8%です。一方、炎症を2回以上繰り返してから手術した場合は、癒着により摘出が困難となり、再発率が5~8%に上昇します。また、日本皮膚科学会の皮膚悪性腫瘍診療ガイドラインでは、粉瘤を含む表皮嚢腫の治療について「嚢腫壁を含めた完全摘出が再発防止に重要」と明記されています。
粉瘤が再発しやすい人の5つの特徴
・切開排膿のみで袋を取っていない(応急処置で終わっている)
・炎症を起こしてから受診し、その場で根治手術を受けられなかった
・手術法の説明なく処置され、選択の機会がなかった
・同じ粉瘤で2回以上炎症を繰り返している
・皮膚外科を専門としない医療機関で手術を受けた
粉瘤の再発を防ぐための3つのポイント
・炎症前の早期受診:しこりに気づいたら炎症を起こす前に受診する
・根治手術の選択:切開排膿ではなく、袋ごと摘出する手術を受ける
・専門医療機関の選択:粉瘤手術の実績が豊富な皮膚外科を選ぶ
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 粉瘤の再発率はどのくらいですか?
A. 手術法と執刀医の技術により、再発率は1%未満~30%以上と大きく異なります。
今回の調査では手術経験者の31.7%が再発を経験していましたが、当院監修医師の30,000件以上の実績では、くり抜き法で完全摘出した場合の再発率は0.8%です。再発の主な原因は袋(嚢胞壁)の取り残しであり、切開排膿のみの処置では再発率がほぼ100%となります。手術法を選べた人の再発率は8.2%、選べなかった人は42.1%と5倍以上の差があることからも、適切な医療機関選びが重要です。
Q2. 粉瘤が同じ場所に何度もできるのはなぜですか?
A. 同じ場所での再発は、前回の手術で袋(嚢胞壁)が完全に取り切れていないことが原因です。
粉瘤の袋が少しでも残っていると、その部分から再び角質や皮脂が溜まり、同じ場所に粉瘤が再発します。調査では再発経験者の67.4%が「切開排膿のみ」の処置を受けていました。切開排膿は膿を出すだけの応急処置であり袋は残るため、必ず再発します。根治させるには、くり抜き法や紡錘形切開法で袋ごと完全摘出する必要があります。
Q3. 粉瘤の再発を予防する方法はありますか?
A. 最も確実な再発予防は、炎症を起こす前に袋ごと完全摘出する根治手術を受けることです。
調査結果では、炎症・化膿してから受診した人の63.2%がその場で根治手術を受けられませんでした。炎症前に受診すれば、1回の手術で袋ごと完全摘出でき、再発率は1%未満に抑えられます。また、手術法を選べた人の再発率は8.2%と低いことから、複数の手術法を提示してくれる皮膚外科専門の医療機関を選ぶことも重要な予防策です。
Q4. 粉瘤が炎症を起こしたらすぐに手術できますか?
A. 炎症の程度によりますが、切開排膿で応急処置後、1~2ヶ月後に根治手術を行うのが一般的です。
炎症が強い場合は、まず切開排膿で膿を出して炎症を落ち着かせ、その後に袋を摘出する二段階の治療が必要になることがあります。ただし、当院では炎症中でも条件が整えば「炎症性粉瘤」としてくり抜き法で摘出するケースもあります。調査では炎症後の駆け込み受診で根治手術を受けられなかった人が63.2%おり、可能な限り炎症前の受診をお勧めします。
Q5. くり抜き法と従来の切開法、どちらが再発しにくいですか?
A. どちらも袋を完全摘出できれば再発率に大きな差はありませんが、くり抜き法は傷跡が小さい利点があります。
当院監修医師の実績では、くり抜き法の再発率は0.8%、紡錘形切開法は1.2%とほぼ同等です。重要なのは手術法よりも「袋を破らずに完全摘出できるか」であり、これは執刀医の技術と経験に左右されます。くり抜き法は傷跡が4~6mmと小さく、顔や露出部の粉瘤に適しています。一方、紡錘形切開法は大きな粉瘤や癒着が強い場合に適しています。
放置のリスク
・炎症を繰り返すと周囲組織との癒着が進み、手術で完全摘出が困難になる
・炎症のたびに粉瘤が大きくなり、最終的に必要な切開範囲が広がる
・放置した粉瘤が細菌感染を起こし、蜂窩織炎など重症化するリスクがある
・まれに粉瘤と見た目が似た悪性腫瘍(皮膚がん)を見逃す可能性がある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・皮膚の下に触れるしこりがある(痛みがなくても早めの受診を推奨)
・以前からあったしこりが大きくなってきた
・しこりの周囲が赤く腫れている、痛みがある
・過去に切開排膿のみで処置し、同じ場所に再発した
・顔や首など目立つ場所にしこりがある
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚外科専門医師による30,000件以上の手術実績
・くり抜き法を中心とした低侵襲・日帰り手術に対応
・炎症性粉瘤でも可能な限り当日の根治手術を検討
・首都圏6院(新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮)で土日祝も診療
各院情報
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。
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