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なぜ「紙・Excel回帰」?──製造現場DXの"定着課題"と製品選定の盲点とは?



株式会社シムトップス
導入から“定着”へ。いま企業に求められる設計とは

国内シェアNo.1の現場帳票システム「i-Reporter」を提供する株式会社シムトップス(本社:東京都品川区、代表取締役:水野貴司)は、製造業従事者102名を対象に、「現場帳票の実態とDXの定着状況」に関する調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。

製造業の現場DXは、今、揺れています──2025年4月に公表されたデータでは、現場帳票の紙・Excel管理率が69.6%と、2022年調査から5.9ポイント増加しています。DX推進が叫ばれて久しい今、現場ではむしろ"アナログ回帰"が進行しています。ですが、問題は導入そのものではなく、その"定着"にありました

本調査のダウンロードはこちら:https://application.i-reporter.jp/download.research13


■調査概要
調査名称:【2025年版調査】製造業の現場帳票に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年4月3日~同年4月4日
有効回答:製造業(従業員数50名以上)で現場帳票を管理している方102名

※1|【2022年版調査】製造業の現場帳票に関する実態調査:2022年11月14日~同年11月16日|
※2|本調査における“アナログ”は紙およびExcelでの管理を指しています。
※3|現場帳票とは、作業現場での記録・報告に使われている日報などの帳票のことを指します。
※4|合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫
1 情報の出典元として「i-Reporter」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://i-reporter.jp/

■「形だけのDX」──現場で起きている逆行現象

【2025年版調査】製造業の現場帳票に関する実態調査では、現場帳票を紙・Excelで管理している企業が依然として多数派であることが明らかになりました。その割合は全体の69.6%。3年前の63.7%からむしろ後退しています。(5.9ポイント上昇)





「2025年の崖」の認知度が89.2%と高水準であるにもかかわらず(【2025年版調査】製造業の現場帳票に関する実態調査)、DXの実装・定着が進んでいない点です。これは、単なる知識と実行のギャップではありません。「わかっているのに、変えられない」。この構造的矛盾こそが、今の現場DXの本質だと言えます。





現場では「DXは導入して終わりではない」という意識はあるものの、導入されたツールが現場にフィットせず、実際の業務で使いづらいという理由で、結局紙やExcelに戻るという例も多く見られます。これは、導入フェーズでの意思決定者やDX推進担当と、実際に運用する現場との“認識ギャップ”に起因していることが多いです。

■なぜ、現場で定着しないのか?

調査(【2025年版調査】製造業の現場帳票に関する実態調査)によると、紙管理継続の理由として最も多かったのは「紙の方が利便性が高い」(42.9%)という声です。Excelについても「クラウド化が進んでいない」(52.0%)、「使い慣れている」(50.0%)といった声が並びました。つまり、導入されたデジタルツールが、現場での運用設計を伴っていないがゆえに、利便性や慣習に負けているのです。








この「慣れ親しんだツールの安心感」は、決して軽視できません。現場は、常に限られた人員と時間で業務を回しています。新しいツールに学習コストが伴うだけで、その導入効果が不明確であれば、現場の心理的抵抗感は容易に高まります。

▼「すでにExcelで管理している情報をわざわざ再入力する意味がない」
たとえば、ある現場では帳票のデジタル化を進める中で、複数部署の情報を1つのシステムに集約しようとしました。しかし、それぞれの部署では既にExcelなどで同じ情報を管理していたため、「なぜまた同じ内容を別の場所に入力しなければならないのか」と疑問の声が上がりました。結果として、入力の手間に対して得られるメリットが見出せず、一部の入力項目が放置されるようになってしまいました。
▼システムはあるが端末が足りない
たとえば、ある工場ではIT投資と実態が合わず、現場でのシステム利用に必要な台数のタブレット端末が確保できず、現場作業者に十分な利便性を提供することができませんでした。その結果、現場では限られた端末を複数人で共有するしかなく、記録のタイミングを逃さないよう一旦紙にメモし、あとからデジタル入力を行うという非効率な二重業務が常態化していました。
せっかく年配社員にもデジタルツールが浸透し始めていたにもかかわらず、「共有が必要だから使いづらい」「順番待ちが発生する」といったストレスが積み重なり、徐々に紙の帳票へと回帰する流れを後押ししてしまったのです。

IT投資の中でも、端末などのハードウェア整備が後回しにされると、現場の実装度や定着率に大きな影響を及ぼすことが改めて浮き彫りになっています。

■「導入」ではなく「定着」のための製品選定へ

現場で利用するシステムの選定において、今後最も重視すべきは「現場がそのまま使える設計」であると考えられます。特に、導入を推進する経営層やDX担当者の意図と、実際にツールを使用する現場作業者の業務プロセスがフィットしているかどうかが、定着の成否を大きく左右します。どれだけ機能が豊富でも、導入後の教育が必要だったり、フォーマットが変わってしまったりすれば、現場では"形骸化"してしまいます。

その意味で、たとえば国内シェアNo.1の「i-Reporter」は、従来の紙帳票をほぼそのままの形でデジタル化できる点で評価が高いです。写真撮影・バーコード読取・自動計算などの機能を搭載しつつも、現場の記録作業フローを崩さずに導入できる点が、定着性を支えています。
【現場帳票システム「i-Reporter」はなぜスムーズに現場に浸透するのか?】
電子帳票を検討中の現場管理者・DX担当者必読。
実際の現場のリアルな声を交えた事例で、導入の不安を払拭するヒントが得られます。
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■「現場起点」でのDX再設計が急務です




調査では91.5%の現場管理者が「電子帳票への対応を進めたい」と回答しています。しかし、これを実現するには、「導入後、誰が、どう運用し、どこで評価するか」までを含めた"定着設計"が必要です。

現場の変化を成功させるには、「日々のオペレーションがよりスムーズになる」という実感がなければなりません。ツールが業務を変えるのではなく、業務に合わせてツールが寄り添う。この逆転の発想が、DX定着の鍵となります。

■今回の調査では、製造業の現場帳票におけるDXの推進と定着に関して、依然として課題が残っていることが明らかとなりました。

現場の声に耳を傾けながら、ただ導入するだけでなく、継続的に使いこなせる仕組みを設計していくことが求められています。製品選定においても、“高機能”よりも“現場との親和性”が鍵を握ります。
DXは単なる設備投資ではなく、現場を動かし、企業の未来を形作る文化的変革です。

シムトップスでは、今後も実態に即した調査と発信を通じて、「現場に根づくDX」の実現を後押ししていきます。


■現場帳票の電子化なら「i-Reporter(アイレポーター)」



「i-Reporter(アイレポーター)」は国内トップシェア(※)の現場帳票システムです。入出庫や棚卸作業などの在庫管理業務、QSCチェックなど店舗で発生する報告書のデジタル化が誰でも簡単に実現できます。デジタル化した報告書は自動入力機能・写真撮影・バーコード読み取り等、様々な入力効率化機能で入力を簡素化でき、入力ミスや漏れを削減可能。報告後の情報共有・集計・保管・検索の高速化も実現できます。使い慣れた現場の報告書はそのままのレイアウトで誰でも簡単にデジタル化できるので、現場への教育いらずで簡単に利用できます。


(機能例)日付入力


(機能例)写真撮影と指摘事項書き込み


(機能例)数値入力と閾値判定


(機能例)バーコード読み取り機能

詳しくはこちら:https://i-reporter.jp/

■株式会社シムトップスについて
会社名  :株式会社シムトップス
本社住所 :〒141-0021 東京都品川区上大崎2-25-2 新目黒東急ビル10階
代表者名 :代表取締役社長 水野 貴司
設立年月日:1991年10月1日
資本金  :1千6百5十万円
売上高   :20億8千7百万円(2024年度売上)
従業員数 :計85名(2025年4月末時点)

<事業内容>
■個別受注生産向け生産スケジューラ、生産管理システムDIRECTORの開発/販売
■ノーコード現場帳票ペーパーレス ソリューション i-Reporterの開発/販売
■各種i-Repoファミリー製品・サービスの開発/販売
■BOPプロセスエディタ MPPCreatorの開発/販売

シムトップスは、1991年に国産生産スケジューラ専門会社の草分けとして誕生しました。
多くのお客様での生産スケジューリングや工程管理システムの構築、運用を通して得たノウハウを製品にフィードバックしながら、製造現場で使える生産スケジューラ、工程管理システム、IoTデータ収集ソリューション、「現場帳票」の電子化システムなどのパッケージ製品を開発し、お客様の現場DXを支援致します。

■企業サイト|https://www.cimtops.co.jp/
■アイレポちゃん(企業公式キャラクター)X(旧Twitter)アカウント|https://x.com/i_reporter_jp
■株式会社シムトップス 公式Facebookアカウント|https://www.facebook.com/profile.php?id=61550755513117

※富士キメラ総研 2024年8月8日発刊
業種別IT投資/デジタルソリューション市場 2024年版
I-2 現場帳票ペーパーレス化ソリューション 市場占有率48.6%
(2023年度のベンダーシェア・数量)
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