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被爆80周年記念事業として広島にて初開催。「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク」オープニングセレモニーを実施



一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
~広島市長 松井一實氏や企業関係者が登壇~

ソーシャルエンターテイメント・プログラムを展開する一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区、代表:志村季世恵)は、戦後80年の節目を迎える本年、平和をテーマにした体験型プログラム「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク~PEACE IN THE DARK(ピース・イン・ザ・ダーク)」の開催に先立ち、2025年8月1日(金)、旧日本銀行広島支店にてオープニングセレモニーを実施いたしました。




URL:https://did.dialogue.or.jp/hiroshima80/

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、視覚障害者の案内のもと、完全に光を遮断した“純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の感覚を通じて人と人とが関わり合う体験型プログラムです。今回の開催は、「暗闇で平和を語り合う」ことを目的にした特別版であり、広島での一般向け開催は初めてとなります。

セレモニーには、広島市長 松井一實氏をはじめ、協賛企業である清水建設株式会社 相談役 宮本洋一氏、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表 志村真介、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ代表理事 志村季世恵、そして体験をリードする視覚障害者のアテンドが登壇し、静かながらも力強い言葉が交わされました。

プログラム会場である旧日本銀行広島支店は、1945年8月6日の原爆投下から2日後、「日銀の奇跡」と呼ばれる出来事が起きた場所です。通帳や印鑑を失った市民の「自己申告の残高」を信じ、現金を払い戻す臨時窓口が設けられました。その誠実さと信頼の精神は、今もなお広島の記憶として語り継がれています。


ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表 志村真介

オープニングセレモニーにて、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の志村真介は、旧日本銀行広島支店にまつわる「日銀の奇跡」の逸話に触れながら、「人が人を信じ切るということは、平和な状態が80年、90年と続くために大切なこと」と述べ、本プログラムが広島でしかできないことに対する感謝を語りました。



広島市長 松井一實氏

広島市長・松井一實氏は、実際に本プログラムを体験された経験から、「対話の大切さを深く実感した」と語り、広島市が掲げる「平和文化」の振興にとっても意義深い取り組みであるとコメント。被爆地・広島から発信される新たな試みに、強い期待を寄せました。


清水建設株式会社 相談役 宮本洋一氏

清水建設株式会社 相談役・宮本洋一氏は、「本プログラムは、まさに平和文化の振興を体現する試みである」と述べ、会場となった旧日本銀行広島支店が、同社(当時・清水組)の施工による建造物であることにも言及。「対話による相互理解と共感の重要性、そしてその輪が広がることにより、世界が平和になることを願っている」と語りました。


一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 代表理事 志村季世恵

主催者である一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 代表理事・志村季世恵は、「“平和”をテーマに据えたダイアログ・イン・ザ・ダークは、世界初の試みです」と語り、構想から実現までの3年間を振り返りました。さらに、「人々がどのように信頼と対話を重ねて復興していったのか--その歩みに思いを馳せるきっかけとなれば」と語り、広島での開催の意義を強調しました。


ダイアログ・イン・ザ・ダーク アテンドスタッフ川端美樹氏

また、体験をリードするアテンドの一人であり、広島出身でもある川端美樹は、松井市長の紹介のもと、登壇者全員とともに「ふるさと」を合唱。自身の平和学習の原体験として「幼い頃に被爆者の話を聞いた」と振り返り、「被爆者の方々の思いを受けて、今回の開催では、多くの方と、”平和とは何か”を考え、対話する。広島から平和の思いが世界に広がっていくことが、本当に素敵だと感じている」と語りました。

セレモニー終盤には、登壇者によるテープカットと記念撮影が行われ、参加者からは温かな拍手が送られました。



「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは

「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク」では、暗闇の中で1945年8月6日以前の“ある一日”を追体験します。
参加者は民家を訪れ、当時使われていた品々に触れながら、戦時下の暮らしや、人を想う静かな気持ちにふれていきます。そこにあるのは、戦争の悲惨さだけでなく、誰かの無事を祈る日常の営みです。
また、今回「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のプログラムで初めて、体験の中に「1945年を見つめなおす光のインスタレーション」を導入しました。暗闇の中に浮かぶ光が、参加者の内にある問いや感情を深めていきます。

今、多くの若者や子どもたちにとって戦争や戦後復興は「身近に体験を聞く機会がない過去の出来事」になりつつあります。戦争を知る世代と知らない世代の断絶を乗り越えるために、本プログラムは「1945年」と「2025年」をつなぎ、2025年を生きる私たちが、1945年から現在に至るまでを考察し、次の時代に必要なものを見出すことを目指しています。

本体験は、知識・情報の伝達や、戦争を擬似体験させるものではなく、過去に生きた人々の思いに触れ、今を生きる私たちの言葉で平和を語るためのきっかけを生み出す体験です。戦後を、80年、90年、そして100年と続けていくために、平和を次の世代に伝える力を育みます。

「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク」開催概要

会期:2025年8月2日(土)~11日(月・祝)10日間
会場:旧日本銀行広島支店(広島県広島市中区袋町5−21)
体験者数:約480名(各回8名)
体験料金:無料
詳細・お申込み:https://did.dialogue.or.jp/hiroshima80/ ※満席につき予約受付終了
主催:一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
共催:広島市、株式会社中國新聞社 
後援:広島県、広島商工会議所、広島テレビ放送株式会社、株式会社テレビ新広島、株式会社広島ホームテレビ
協賛:中外製薬株式会社、フマキラー株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ、
清水建設株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、株式会社増岡組、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社LIFESYNC、三島食品株式会社、株式会社ウエストホールディングス、インフロニア・ホールディングス株式会社、GMOインターネットグループ株式会社
参考資料:
・広島市 被爆80周年の取組一覧:
「⑵ 平和への思いを共有する学習や活動の機会の提供」として、「35 平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク広島の開催」(14ページ)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/031/220/416015_940646_misc.pdf

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」について

視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントです。

1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで約50カ国で開催され、900万人を超える人々が体験しました。日本では、1999年11月の初開催以降、これまで30万人以上が体験しています。 体験者からは、「近くの人への信頼が増していくのがわかりました。見える世界でも、そんな助け合いができるといい」(40代・女性)、「しょうがいがある人も、ない人も、しゃべったりきいたりするとなかよくなれる」(小学生)などの声が寄せられています。
現在、常設会場としては、東京・竹芝のダイアログ・ダイバーティミュージアム「対話の森」で開催中。
https://did.dialogue.or.jp/

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて

たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約33万人が体験しました。
2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ  :https://djs.dialogue.or.jp/
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/






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