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【適性検査:内田クレペリン検査】トルコでのデータ調査に挑む



株式会社日本・精神技術研究所
2024年11月 内田クレペリン検査は、トルコTrustmed社と提携し、データ調査を開始しました


2024年11月末 Trustmed社とのイベントの一コマ

株式会社日本・精神技術研究所(本社:東京都千代田区)は、トルコTrustmed Sağlık Hizmetleri Eğitim ve Danışmanlık A.Ş.社(本社:Turkey, Ankara, Cankaya)と提携し、2024年11月下旬~翌10月の約1年間、トルコでのデータ調査を行います。これにより、すでにアジア各国で利用が進むMade in Japanの適性検査【内田クレペリン検査】は、さらに西の地域での利用可能性に挑みます。

●トルコ Trustmed社の紹介
2017年にトルコの首都アンカラで設立されたTrustmed社。精神科医などの高度な専門家により構成され、ヘルスケア、教育、コンサルティングの分野で政府や企業に対して労働環境の整備、助言を行っています。
日本における内田クレペリン検査は、今日でこそ採用試験として認知されている方が多いかもしれません。しかし、もともとはドイツの精神科医エミール・クレペリンの研究をベースに、精神医療の現場で働いていた日本の心理学者、内田勇三郎が考案した検査。
現在も、医療と産業をつなぐ検査(注1)としての役割は大きく、まさにTrustmed社が得意とする「従業員支援」や「組織のストレスマネジメント」とは、親和性が高かったと言えます。

(注1)内田クレペリン検査は、医療機関において診療報酬点数の請求対象となる検査です(臨床心理・神経心理検査/D285認知機能検査その他の心理検査−2操作が複雑なもの/280点)。


2024年11月末 Trustmed社とのイベントの一コマ(検査実施風景)


●【内田クレペリン検査】の海外での利用
私たち日本・精神技術研究所は、ここから始まるトルコでのデータ調査に大変興味を抱いています。それは、トルコという国が、アジアとヨーロッパのまさに中間に位置する国であるためです。
これまでも日本のほか、1990年代の中国でのデータ調査を皮切りに、アジア各国で検査を実施し、データ分析を行ってきました(主な検査実施国:韓国、台湾、タイ、インド、インドネシア、カンボジア、シンガポール、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス)。こうしたアジアの国々のデータと、トルコのデータには違いや共通項が見いだせるのか。またトルコの人々に、この検査はどのように迎え入れられるのか。こうした点に着目しながら、Trustmed社との1年にわたる調査を進めていきたいと考えています。


今回のトルコTrustmed社との提携が示すように、わたしたち日本・精神技術研究所は、働く人々を支援するため、メンタルヘルス分野での検査の利用にも積極的に取り組んでいます。トルコの心の専門家の知見やアイディアも得ながら、将来、海外でも産業医療分野で検査が有効活用されるならば、この上ない喜びです。

【トルコ 提携企業】
Trustmed Sağlık Hizmetleri Eğitim ve Danışmanlık A.Ş.
HP:https://trustmed.com.tr/
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