「難局に力合わせる」大会宣言
海女漁業の振興を目的に「全国海女サミット」が22日、三重県志摩市で開かれた。岩手、石川、長崎など8県と韓国から海女が参加。能登半島地震で被災した石川県輪島市の状況も報告された。「水産資源の減少や後継者不足といった問題は依然として深刻だが、難局を乗り切るために力を合わせていくことを誓う」との大会宣言を採択した。
東京海洋大の山川紘客員研究員(水産増殖学)が講演。輪島の海女の支援策として、アラメなどの海藻の苗を作り、藻場を育成することを提案した。
三重大の水木千春准教授(環境科学)は「被災後に漁業を早期再開するための体制づくりが必要だ」と指摘した。
(共同)