船衝突事故、死亡は作業船の船長

 神戸海上保安部が入る合同庁舎=2010年、神戸市中央区
 神戸海上保安部が入る合同庁舎=2010年、神戸市中央区


23日午後6時10分ごろ、神戸港付近で貨物船から作業船と衝突したと第5管区海上保安本部に無線で通報があった。神戸海上保安部によると作業船が転覆。乗っていた男性3人全員が海上に投げ出され、船長が転覆した船内から発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。
同保安部によると、亡くなったのは田代正和さん(73)=長崎県佐世保市。残り2人は救助され、病院に搬送された。いずれも甲板員で、男性(75)=兵庫県淡路市=は命に別条なく、別の男性(62)=宮崎県児湯郡=は転覆した船内で見つかり、意識はある。
衝突したのはマーシャル諸島船籍の貨物船と、神戸市を船籍港とし別の船を後ろから押す作業船の奨栄丸。
(共同)

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