小2女児刺殺疑いで男を再逮捕へ
兵庫県加古川市で2007年に小学2年女児を刺殺したとして、県警は27日にも、別の女児への殺人未遂容疑で逮捕した勝田州彦容疑者(45)を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。さらに別の女児殺害事件で服役中の今月に逮捕していた。女児を狙った連続襲撃事件を視野に全容解明を急ぐ。捜査関係者への取材で26日、分かった。
捜査関係者によると、容疑者は07年10月16日午後6時ごろ、加古川市の女児=当時(7)=宅の玄関先で、この女児を刃物で刺して殺害した疑いがある。
女児は自宅近くの公園で遊んだ後、自転車で自宅へ。自宅脇に自転車を止めて玄関に入る直前に刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は失血死で、意識があった搬送時、救急隊員に「大人の男」に刺されたと話した。
県警は殺人容疑で加古川署に捜査本部を設置し、これまで延べ5万人超の捜査員を投入してきたが、物証や目撃情報が乏しく難航していた。
(共同)