みやびな調度品、京都御所で展示

 京都御所清涼殿の「朝餉の間」(宮内庁京都事務所提供)
 京都御所清涼殿の「朝餉の間」(宮内庁京都事務所提供)


京都御所(京都市上京区)で27日、秋の特別イベント「宮廷文化の紹介」が始まった。清涼殿のみやびな調度品を展示するほか、雅楽や蹴鞠の実演も。色づき始めた庭園の紅葉とともに、京都御所の魅力を満喫できそうだ。12月1日まで。
清涼殿は、源氏物語が成立した平安時代には天皇の日常の住まいだったが、16世紀以降は重要な儀式の場となった。
宮内庁京都事務所によると、展示されるのは天皇が食事を取ったり身だしなみを整えたりする「朝餉の間」や、手を洗う「御手水の間」の調度品。
会期中は、正殿「紫宸殿」の正面を通る特別な参観ルートが設けられ、御殿内に置かれている高御座や御帳台を見ることもできる。
(共同)

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