衆院選の違反、全国で72件摘発
警察庁は27日、10月27日に実施された衆院選の違反取り締まり状況を発表した。投票日の30日後に当たる11月26日までに全国の24警察が72件、60人を摘発し、うち12人を逮捕した。警察庁によると、摘発件数は2021年の前回衆院選の同時期と比べて15件増え、摘発者数は7人、逮捕者は2人減った。
摘発の内訳は、買収が30件で最多。選挙運動の報酬を運動員に支払う約束をした疑いで、長崎県警が長崎1区の自民党公認候補の陣営関係者2人を逮捕したほか、大阪15区の同党公認候補の選挙運動をした見返りとして運動員に報酬を支払った疑いで、大阪府警が太子町議の男を逮捕した。
(共同)