旅客機墜落でロシア大統領謝罪



【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は28日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話会談し、カザフスタン西部にアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落し38人が死亡したことについて「悲劇的な事件はロシア上空で起きた」と述べ謝罪した。ロシア大統領府が発表した。可能性が浮上しているロシア軍の旅客機誤射にはプーチン氏は触れなかった。
プーチン氏は電話会談で、旅客機は目的地だったロシア南部チェチェン共和国グロズヌイの空港に何度も着陸を試みていたが、グロズヌイ周辺ではウクライナ軍の無人機攻撃があり、ロシア軍の防空システムが反撃していたと説明。犠牲者の遺族らに改めて哀悼の意を示した。
カザフスタンのボズムバエフ副首相によると、同国政府の事故調査委員会には、ロシアやアゼルバイジャンも含めた17人の国際専門家が加わっている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、X(旧ツイッター)で「機体の損傷の様子は、防空ミサイルで撃たれたことを強く示している」と指摘。ロシアに「明確な説明」を求めた。
(共同)

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