尹大統領3度目の出頭要請応じず



【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領は29日、高官犯罪捜査庁(高捜庁)が「非常戒厳」宣言を巡る内乱容疑などでの事情聴取のため、同日午前10時(日本時間同)に指定した3度目の出頭要請に応じなかった。尹氏の弁護士はこれまでと同様に今回も出頭しない考えを示唆していた。29日中に出頭しない場合、高捜庁は拘束令状の請求を検討する可能性がある。
聯合ニュースによると、尹氏の弁護団に加わっている尹甲根弁護士は28日、「高捜庁に内乱容疑の捜査権はない」と主張。「この問題が解決されれば出頭するかどうかを決める」と述べた。応じない意向とみられる。
高捜庁は18日と25日に出頭を求めたが、尹大統領はいずれも応じなかった。29日の出頭を求めた書面の受け取りも拒んでいる。尹大統領側は、27日に準備手続きが始まった憲法裁判所での弾劾審判への対応を捜査よりも優先したい考えを示している。
検察は27日、尹大統領に戒厳令を進言した金龍顕前国防相を起訴し、捜査結果を公表した。
(共同)

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