豊昇龍が好調、琴桜は精彩欠く
大相撲初場所(12日初日・両国国技館)に向けた横綱審議委員会による稽古総見が6日、国技館内の相撲教習所で行われ、先場所初優勝で横綱昇進を目指す大関琴桜は3勝10敗と精彩を欠いた。同じく綱とりに挑む大関豊昇龍は12勝4敗と好調をアピールした。
55年ぶりの横綱同時昇進が期待される2人は対照的な内容。3大関の申し合いで、琴桜は攻めの遅さと後手に回る場面が目立った。豊昇龍は鋭い出足と速攻が光った。
2場所連続全休からの再起を期す横綱照ノ富士は大関大の里と7番連続で取り、3勝4敗。まずまずの動きだった。大の里は精力的に計18番こなした。
(共同)