死者24人に、米ロス山火事



【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルスや周辺で続く山火事で、地元捜査機関は12日、死者が8人増えて計24人になったと明らかにした。ほかに行方不明者もいるとみられる。焼失面積は160平方キロ以上で、保安官事務所トップのルナ保安官は犠牲者が増える見通しを強調した。15日まで強風が予報され、火事の拡大を警戒した。
死者のうち2人の身元が公表され、66歳と84歳の男性だった。ロサンゼルスのバス市長は、トランプ次期大統領に現場の視察を提案したと明らかにした。トランプ氏は地元の災害対応を批判している。米国史上最悪の自然災害となる可能性が指摘されており、復興には時間がかかる見通しで、トランプ氏の協力が欠かせないと判断したとみられる。
山火事は7日、ロサンゼルス西部や北部近郊で発生。西部の高級住宅街パシフィックパリセーズや北部近郊アルタデナが被害のほとんどを占める。消防は空から消火剤などを散布し、地上でも放水するが、12日夜までに鎮圧できたのはパシフィックパリセーズで13%、アルタデナで27%にとどまる。
(共同)

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