北九州市の中学３年男女殺傷事件で、女子生徒への殺人容疑で再逮捕された平原政徳容疑者（４３）の弁護人が１５日、取材に応じ、容疑者が女子生徒を刃物で刺したことを否認していないと明らかにした。殺意については否定するような話をしている。福岡県警は再逮捕時の記者会見で、逮捕事実を「認めない」と供述したと説明していた。
再逮捕容疑は昨年１２月１４日、同市のマクドナルド店舗で、女子生徒を刃物で刺し殺害した疑い。失血死だった。一緒にいた同級生の男子生徒も腰を刺され１カ月の重傷。
弁護人は、刑事責任能力を調べるため福岡地検小倉支部が鑑定留置を始めると裁判所から連絡を受けたことも明らかにした。
（共同）