首相、参院選「与党過半数」
石破茂首相は19日のNHK番組で、夏の参院選の勝敗ラインについて、非改選と合わせて与党で過半数とする考えを表明した。「与党として参院全体で過半数が最低ラインだと思っている」と述べた。立憲民主党の野田佳彦代表は「改選議席で野党が与党より多くなる。与党の過半数割れに追い込む」と強調し、改選1人区での野党候補一本化に意欲を示した。
内閣不信任案提出に関し「不信任に値する事由が国会審議でどれだけ出てくるのか、タイミングを踏まえての判断になるだろう」と説明。首相は「内閣と衆院の意思が違えば、国民に信を問うのが憲法の趣旨だ」として、不信任案可決時の衆院解散の可能性を否定しなかった。
国民民主党の古川元久代表代行は、党の主張が受け入れられたと判断できれば2025年度予算案に賛成はあり得ると主張した。公明党の斉藤鉄夫代表は「年収103万円の壁」の引き上げを巡り、通常国会中に協議し、25年度予算案を修正する可能性もあるとの認識を示した。
(共同)