AIへの巨額投資計画を疑問視

 イーロン・マスク氏=20日、ワシントン(ロイター=共同)
 イーロン・マスク氏=20日、ワシントン(ロイター=共同)


【ニューヨーク共同】実業家イーロン・マスク氏は22日までに、ソフトバンクグループ(SBG)や米新興企業のオープンAIなどが発表した5千億ドル(約78兆円)に上る生成人工知能(AI)への巨額投資に疑問を投げかけた。自身のX(旧ツイッター)に「彼らは実際にお金を持っていない」などと投稿した。
SBGの孫正義会長兼社長やオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)らは21日、トランプ米大統領とホワイトハウスで記者会見し、今後4年間でAI開発向けデータセンター建設などに5千億ドルを投資する計画を発表。新会社「スターゲート・プロジェクト」を設立し、孫氏が会長に就くという。
マスク氏は計画について「ソフトバンクが確保しているのは100億ドルにも満たない。確かな筋からの話だ」とXで指摘。一方、マスク氏の投稿に対しオープンAIのアルトマン氏は「間違っている」などと反論した。
マスク氏はオープンAIの共同設立者の1人だが、AIの危険性を巡るアルトマン氏らとの意見対立から会社を離れた経緯がある。
(共同)

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