ケーラー元独大統領死去、81歳
【ベルリン共同】2004〜10年にドイツ大統領を務めたホルスト・ケーラーさんが1日、病気のためベルリンで死去した。81歳。大統領府が同日発表した。短い闘病の末の死去だとし、詳細は明らかにしていない。
1943年、ドイツ占領下のポーランド生まれ。76年に西ドイツ(当時)経済省に入省。財務次官や欧州復興開発銀行(EBRD)総裁、国際通貨基金(IMF)専務理事などを歴任し、経済の専門家として活躍した。
04年に大統領に就任。政治家出身ではない初めての大統領だった。09年に再選されたが、自身の発言が経済目的の海外派兵容認と野党などに批判され、10年に辞任した。
(共同)