維新、4月に参院選の党内予備選
日本維新の会は3日、夏の参院選で大阪選挙区(改選数4)の候補者を決める党内予備選の実施要項を決めた。男女別に1枠ずつを争う形で、2月中に公募。一般党員らを対象とした投票で4月上旬に選出する。3年前と同様の2議席獲得を目指す。大阪市で開いた常任役員会後、岩谷良平幹事長が明らかにした。
立候補には地方議員ら特別党員2人以上の推薦が必要。男女の枠ごとに立候補者が3人以上となった場合、特別党員のみの電子投票であらかじめ2人に絞り込む。
大阪選挙区選出で夏に改選予定だった2人のうち、東徹氏は衆院にくら替えした。もう一人の梅村みずほ氏は態度を明らかにしていない。
維新は昨年10月の衆院選に際し、初めて候補者を立てる大阪の4小選挙区で、同様の方式により予備選を実施した。
常任役員会では、改選1人区を対象として野党各党に働きかけている予備選の現状も共有。他党からは慎重論が相次いでおり、岩谷良平幹事長は実現可能性について記者団に「2月中に判断したい」と述べるにとどめた。
(共同)