フィリピン、副大統領を弾劾訴追

 マニラで記者会見するフィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領=2024年12月11日(共同)
 マニラで記者会見するフィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領=2024年12月11日(共同)


【マニラ共同】フィリピン下院は5日、ドゥテルテ前大統領の長女サラ副大統領(46)を弾劾訴追すると決めた。サラ氏は公金乱用疑惑などが出ており、下院議員306人の7割に当たる215人が賛成した。今後、上院が弾劾裁判を開いて解職の是非を判断する。5月の中間選挙を前に、ドゥテルテ家とマルコス政権との対立がさらに激化した。
サラ氏の兄のパオロ下院議員は「明白な政治的迫害行為だ」と反発し「政権が民主主義を脅かし、捏造された告発で野党を黙らせるのを国民は黙認しない」と主張した。
弾劾訴追には下院議員の3分の1の賛成が必要だった。
(共同)

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