広い範囲で大雪続く、交通に影響
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今季一番の強い寒気により、日本列島は8日も日本海側を中心に広い範囲で大雪が続いた。東海や近畿の普段は雪が少ない地域でも降り、山口県の国道では車数十台の立ち往生が起きるなど、各地で交通への影響が出た。9日にかけて強い冬型の気圧配置が続くとして、気象庁は太平洋側の平地も含め大雪への警戒を求めている。
10日ごろから冬型は次第に緩む見通しだが、日本海側を中心に雪が続く可能性がある。各地の大雪は4日ごろから始まり、記録的な降雪や積雪が相次いだ。
国土交通省山口河川国道事務所によると、山陽小野田市の国道2号で立ち往生が発生。冬用タイヤを装着していなかったトラックが動けなくなった。作業員が誘導に当たり、午前中に解消した。
東海道新幹線は滋賀県米原市周辺の雪の影響で、始発から一部区間の上下線で通常より速度を落として運転し、遅れや運休が出た。JR東日本によると、上越新幹線などの一部区間で一時運転を見合わせた他、山形新幹線は除雪用車両が脱輪し復旧作業が難航したため、終電まで運転を見合わせた。
(共同)