性別論議でIOC告訴へ
【ジュネーブ共同】国際ボクシング協会(IBA)は10日、昨夏のパリ五輪で性別を巡る論議があったボクシング女子のイマネ・ヘリフ(アルジェリア)と林郁テイ(台湾)を出場させた国際オリンピック委員会(IOC)を刑事告訴すると発表した。トランプ米大統領がトランスジェンダー選手の女子競技参加を禁じる大統領令に署名したことを根拠に挙げた。
2人の選手は金メダルを獲得した。
IBAは組織運営などを問題視されて統括団体としての承認をIOCから取り消され、パリ五輪のボクシングはIOCの管轄下で開催。IBAが主催した2023年の世界選手権で2人は性別適格検査が不合格となっていたがIOCは五輪の出場を認めた。
(共同)