【ワシントン、エルサレム共同】トランプ米大統領は１０日、イスラム組織ハマスに対し、１５日までに全ての人質の解放を求め、応じなければ、パレスチナ自治区ガザの停戦合意が破棄される可能性があると警告した。自身が提唱したガザ「所有」構想に関し、域外に移住するガザ住民の受け入れをエジプトやヨルダンが拒否すれば、両国への支援を「見合わせるかもしれない」とけん制した。ホワイトハウスで記者団に述べた。
トランプ氏はハマスに向け、停戦合意が破棄されれば「地獄が訪れることになる。全てが白紙に戻る」と述べ、圧力を強めた。警告はあくまで自身の意見だとも語り、イスラエルの判断に合わせる余地も残した。
（共同）