脱税指南疑いコンサル役員を告発

 東京国税局=東京都中央区
 東京国税局=東京都中央区


会社員の所得税の確定申告で計約2千万円の脱税を指南したとして、東京国税局査察部が所得税法違反の疑いで、コンサルタント会社役員菊池志門氏(48)=東京都渋谷区=を東京地検に告発したことが13日、関係者への取材で分かった。
告発容疑は納税義務者の会社員5人と共謀して2020〜23年分の所得税の確定申告で、給与所得の損益通算の対象になる事業所得で損失が生じたように装い、計約1億2600万円の所得を隠した疑い。
給与所得がある会社員は勤務先で源泉所得税が差し引かれる。菊池氏は会社員5人に対し、副業として架空のコンサル事業で損失が出たように確定申告するよう指南したとみられる。
(共同)

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