ウクライナ侵攻、終結の道筋模索
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【ミュンヘン共同】日本や欧米、中国などの首脳や閣僚らが世界の安全保障問題を話し合うミュンヘン安全保障会議が14〜16日、ドイツ南部ミュンヘンで開かれる。約60カ国の首脳や100人以上の閣僚らが参加する見通しで日本からは岩屋毅外相が出席する。ロシアのウクライナ侵攻終結に向けた道筋を模索する。
侵攻開始から24日で3年になるのを前に、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は12日に電話会談し、戦争終結に向けた交渉開始で合意。支援の見返りとしてウクライナに鉱物資源を要求するなど自国利益の優先が目立つトランプ政権の出方が注目される。
米国は会議にバンス副大統領やルビオ国務長官を派遣。バンス氏とウクライナのゼレンスキー大統領はミュンヘンでの対面会談を予定している。
欧州からは米ロの交渉が現状打開につながると歓迎する声がある一方、ベーアボック独外相とバロ仏外相は12日、交渉にはウクライナや欧州諸国も参加するべきだと主張。ロシアに接近しかねない米側の独断的な動きにくぎを刺す発言もありそうだ。
(共同)