大阪・道頓堀のグリコ看板近くの遊歩道「グリ下」に出入りしていた家出中の女子高校生（１７）を、東北地方などに連れ回し売春させたとして、府警が売春防止法違反（管理売春）や営利目的誘拐などの疑いで男２人を逮捕した。捜査関係者への取材で１３日分かった。
捜査関係者によると、逮捕された堺市、職業不詳滝本絵斗容疑者（２５）らは、繁華街の大阪・ミナミで高校生に「たくさん稼げる」などと声をかけて勧誘。車に乗せ、東北６県と新潟県を１０日間連れ回し、１日に複数回売春をさせていたとみられる。
容疑者らは、高校生が売春で得た現金を全額預かり、大阪に戻ってきた際、その一部を報酬として渡していたという。府警は、高校生が監視下に置かれていたとみている。
（共同）