中国の王毅外相、多国間連携訴え

 ミュンヘン安全保障会議で演説する中国の王毅外相=14日、ドイツ・ミュンヘン(ゲッティ=共同)
 ミュンヘン安全保障会議で演説する中国の王毅外相=14日、ドイツ・ミュンヘン(ゲッティ=共同)


【ミュンヘン共同】中国の王毅外相は14日、ドイツ南部ミュンヘンで開催中のミュンヘン安全保障会議で演説し、地域間の衝突などを踏まえ「多国間主義を実践する」ことの重要性を強調した。保護主義的な政策を進めるトランプ米大統領を念頭に「恣意的な関税に勝者はいない」とも述べ、平等で秩序ある経済環境の推進を訴えた。
一方、米国との「交流や対話」の必要性を強調し、緊張が高まる米中関係の対立を望まない姿勢を示した。
米政権による対中追加関税に中国側が報復関税を発動し、米中関係は緊張が高まっている。王氏は欧州各国との連携強化や新興・途上国「グローバルサウス」への支援などを通じて米主導の国際秩序に対抗する構えだ。
(共同)

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