米国とロシアの外相、18日協議
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【ワシントン、モスクワ、キーウ共同】ロシアとウクライナの戦争終結に向けた米国とロシアの交渉を巡り、米ロ両政府は17日、ルビオ米国務長官とロシアのラブロフ外相らがサウジアラビアの首都リヤドで18日に協議すると発表した。ロシアのペスコフ大統領報道官は、ウクライナ和平や米ロ首脳会談の準備を話し合うと述べた。ウクライナや欧州各国は、米ロ主導で交渉が進むことに警戒を強めている。
ブルームバーグ通信は、トランプ米政権が欧州側に「停戦」を4月20日の復活祭(イースター)までに実現したいとの考えを伝えたと報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、米ロ協議に「ウクライナは参加しない。ウクライナ抜きのいかなる合意も認められない」とけん制した。米国がウクライナの希少な鉱物資源を求めていることを巡り「われわれは単なる資源の供給元ではない」と強調し、安全保障の提供を求めた。
ブルース米国務省報道官はロシアが真剣に和平に取り組む意思があるかどうか確認すると述べた。
(共同)