大阪府、高2授業料も完全無償化

 大阪府庁
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大阪府は18日、一般会計を3兆2714億円とする2025年度当初予算案を発表した。府が独自に進める所得制限のない高校授業料無償化は対象を現行の3年生から2年生にも拡大し、前年度当初比69億円増の297億円を計上。4月開幕の大阪・関西万博に直接関わる費用は会場建設がほぼ終わったため、227億円減の115億円とした。
府は高校の完全無償化を国の補助に上乗せする形で実施。事業費は私立分が57億円増の279億円、公立分が12億円増の18億円を確保した。26年度に全学年での実現を目指す。
万博経費は、会場で大阪の魅力を発信する催事「大阪ウイーク」の開催に9億円を充てる。他の関連費では、会場周辺の警備や交通安全対策に15億円、空飛ぶクルマの実用化推進に6億円を盛り込んだ。
性暴力の被害者救済を目的とするワンストップ支援センターの整備には、前年度比5倍の1億円を計上した。
歳入面では、企業の業績が堅調で法人関係税が伸び、過去最高の1兆6283億円の税収を見込んだ。
(共同)

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