茨城県の大井川和彦知事は１９日の記者会見で、副知事を担当する秘書課の職員が昨年死亡し、副知事らを厳重注意としたことに関し「私の任命責任という問題には至らない」と述べた。経緯を調査した第三者委員会が、パワーハラスメントや過重労働はなかったと結論付けたことを踏まえた。
大井川氏は「痛恨の極みで、哀悼の意を表する」と語った。遺族と面会した際に職場環境への疑念を伝えられたことも明らかにした。疑念を持たれた理由については「プライバシーなのでコメントできない」とした。
県は１２日、職場環境に疑念を持たれる状況を招いたとして、飯塚博之副知事と秘書課長を厳重注意とした。
（共同）