ハマス、人質6人解放



【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは22日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、拘束する人質6人を解放した。イスラエル軍が発表した。遺体返還では「別人」を送ってきたとイスラエル側が非難していたが、新たに引き渡された遺体が本人と確認された。人質解放は進んでいるものの、停戦交渉の行方は予断を許さない状況が続く。
中東メディアによると、イスラエルは600人規模のパレスチナ人を釈放する見通し。
ハマスは21日、イスラエルに返還した人質女性シリ・ビバスさんの遺体が別人だと指摘されたことを受け、改めてビバスさんの遺体を国際赤十字に引き渡したと明らかにした。共同通信の取材に「合意順守への真剣さを示した」と語った。イスラエル側もビバスさん本人と確認したという。
ビバスさんを巡っては当初、別人の遺体だったとしてイスラエルのネタニヤフ首相がハマスに報いを受けさせると警告。ハマスは別の遺体と間違った可能性があると釈明していた。
ハマスは第1段階の停戦中にイスラエル人の人質33人を段階的にイスラエル側へ戻す。
(共同)

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