ミャンマー拠点に邦人2人監禁か

【バンコク共同】犯罪組織が流入しているミャンマー東部の特殊詐欺拠点に日本人の男性2人が監禁されている可能性があるとして、日本側がタイ当局に救出への協力を要請していたことが22日、関係者への取材で分かった。2人はタイと国境を接するミャンマー東部ミャワディの特殊詐欺拠点が集中する地区にいる可能性があるという。
タイ当局は1〜2月、日本側の要請を受け、詐欺に加担させられたとみられる日本人少年2人を保護した。日本外務省は、タイ当局がミャンマー国境地域で拘束したり保護したりした日本人は7人としている。
タイ当局は今月、監禁された外国人の保護を本格化。ミャンマー側を支配する複数の少数民族武装勢力に救出への協力を要請し、タイ北西部メソトで受け入れて母国に送還している。
ミャワディなどを支配する武装勢力「国境警備隊(BGF)」の幹部は取材に、詐欺拠点には「日本人もいる」と説明し、救出する意向を示していた。
(共同)