ハマスの人質解放6人に



【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは22日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、人質5人に続いてさらに1人を解放した。同日の解放は計6人になった。イスラエル軍が発表した。イスラエルは見返りに600人規模のパレスチナ人を釈放するとされているが、イスラエル首相府は23日、解放直後に行われてきた釈放を遅らせると表明した。ハマスが反発を強めるのは必至だ。
首相府は声明で、ハマスが人質解放の際に行っている式典を問題視し「次の人質引き渡しが確実となり、屈辱的な式典が開かれなくなるまで」釈放を延期すると述べた。ハマスは釈放の遅れについて「明白な合意違反」と批判している。
停戦はおおむね維持されているが、双方はこれまでも人質解放やガザへの人道支援物資搬入を巡って駆け引きを続けてきた。イスラエル軍はヨルダン川西岸でも作戦を展開しており、警戒を強めている。
ネタニヤフ首相は人質6人の解放を受け、声明を発表。依然として63人の人質がガザにいるとし「全員を戻すため、断固たる行動を取る」と述べた。
(共同)

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