雪の女王、大台到達

 アルペンW杯通算100勝を達成し、喜ぶミカエラ・シフリン=セストリエール(AP=共同)
 アルペンW杯通算100勝を達成し、喜ぶミカエラ・シフリン=セストリエール(AP=共同)


半世紀以上の歴史があり「白いサーカス」と呼ばれるアルペンスキーのW杯で前人未到の大台に到達した。雪の女王、シフリンは1回目トップに立つと、2回目にさらにリードを広げて圧勝。優勝インタビューで、声を詰まらせながら「支えてくれたみんなに感謝したい」と述べた。
昨年11月のW杯大回転で、首位で迎えた2回目に転倒。腹部に何かが刺さる大けがをした。22日の大回転は2回目にも進めなかった。しかし最も得意とする回転では、滑らかに板を操りリズミカルに旗門を攻略した。
スキーが盛んな米コロラド州ベイル出身。17歳だった2012年12月に初勝利を挙げ「神童」と注目された。技術系の回転を中心に勝利を重ねたが、両立が困難な滑降やスーパー大回転、スピード系の種目でも世界のトップクラスにまで上り詰めた。
五輪メダリストのアレクサンデルオーモット・キルデがパートナーで、アルペン界のビッグカップルとして有名だ。インスタグラムのフォロワーは約150万人。23年に米誌タイムが選定する「世界で最も影響力のある100人」にも名を連ねた。
(共同)

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