ガザ、身柄交換で合意と報道



【エルサレム共同】イスラエルメディアは26日、イスラム組織ハマスが人質4人の遺体を新たに返還し、イスラエルが拘束するパレスチナ人を釈放することで合意したと報じた。身柄交換の合意が事実とすれば、崩壊が懸念されていたパレスチナ自治区ガザの停戦合意はひとまず維持されそうだ。
イスラエル側は、ハマスによる人質解放の式典が「屈辱的だった」と問題視。予定されていた600人規模のパレスチナ人釈放を延期し、ハマスが反発していた。
現在は停戦の第1段階で、6週間の期限は3月初旬に迫る。停戦合意によると、ハマスは第1段階の停戦中にイスラエル人の人質33人を段階的にイスラエル側へ戻す。これまでに生存者25人が引き渡され、4人の遺体が返還された。第2段階では人質の解放がさらに進むほか、恒久停戦を実現、イスラエル軍がガザから完全撤収する想定となっている。
ハマスは25日の声明で、ガザで子ども6人が寒さのために死亡したことを巡り、イスラエルによる人道物資や宿泊設備の搬入妨害の結果だと主張、イスラエルを批判した。
(共同)

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