焼失拡大、2600ヘクタールに

岩手県大船渡市の大規模山林火災は4日、焼失面積がさらに500ヘクタール広がって約2600ヘクタールになった。2月26日の発生から拡大が続いている。消防隊長の一人は取材に「完全に消えたと思っても、近くから火が発生することが繰り返し起こっている」と説明した。
4日も懸命な消火活動が続いた。中谷元・防衛相は記者会見で、自衛隊のヘリコプターを3日までに2機増やして計11機態勢にしたと明らかにした。村上誠一郎総務相は「一刻も早い鎮圧、鎮火に向け全力を挙げる」と述べた。
県や市によると、建物被害は少なくとも84棟だが、新たに複数の住宅が燃えているのが確認されている。
(共同)