政府職員解雇、議員への抗議増加



【ワシントン共同】米共和党の連邦議員が地元での国政報告会で、トランプ政権が進める政府職員削減などの改革に関して有権者から抗議される場面が増えている。職員削減は世論調査でも否定的な見方が多い。トランプ大統領は3日、いら立ちをあらわにし、抗議者らは民主党から「金を受け取ったトラブルメーカー」だと決め付けた。
マーシャル上院議員は1日に中西部カンザス州の集会で、実業家マスク氏が事実上率い、改革を担う「政府効率化省」を批判するプラカードを掲げた集団からブーイングを受けた。
「保守派の民主党員」を自称する男性が政府の無駄削減に賛成する一方、解雇の対象になる職員に多くの退役軍人が含まれ「残念だ」と語ると、拍手が上がった。
マスク氏が選挙を経ずに強大な権力を行使しているとの批判は根強く、多くの共和党議員が国民の反発に直面している。
マリスト大が3日に公表した世論調査結果では、連邦政府の職員と予算の削減が「悪い結果」をもたらすと考える成人は55%に上り、マスク氏に好意的な見方を示したのは39%にとどまった。
(共同)

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