高級腕時計で消費税不正還付疑い

インボイス(適格請求書)を偽造するなどして高級腕時計を輸出したと架空申告し、消費税計約1600万円の還付を受けたとして、東京国税局査察部が消費税法違反などの疑いで、時計販売業「ミヤザワ」(東京都府中市)と、同社の宮沢源二代表取締役(53)=同市=を東京地検に告発したことが4日、関係者への取材で分かった。
2023年に始まったインボイス制度に絡んで国税当局が告発するのは初とみられる。宮沢代表は取材に「修正申告し、一部は納付した。残りも今後納税する。事業資金が足りず不正をしてしまった」と話した。
(共同)