汗のべたつき解消、グンゼのアセドロン

「汗のべたつきの解消を体感できる製品をつくりたい」。グンゼが2024年4月に発売した肌着が中心のブランド「アセドロン」シリーズが好評だ。ケイ藻土に着想を得た独自素材で汗を吸って外に逃がす吸放湿性が高いのが特徴。発売から半年の販売数量は目標の40%増で推移、現在も好調だ。(共同通信=増井杏菜記者)
夏の暑さ対策で、吸湿速乾など機能性肌着を身に着ける人の半数が「機能を実感できない」としていることが調査で判明。商品企画を担当したグンゼの藤本和彦(ふじもと・かずひこ)さんは「汗でべたべたするという不快ポイントを解決したいと考えました」と狙いを語る。
約1年半かけて開発。「当初は風呂マットにも使われる吸湿に優れたケイ藻土を糸に練り混むなど試行錯誤しました」。直接使用には課題が残ったため構造に着目。糸はレーヨンやポリエステルなどの混紡。糸の芯部分に吸湿を高める加工をし、外側に多数の隙間をつくって汗などの通り道を確保。「素早く汗を吸ってべたつきを残さない素材を生み出しました」
素材の編み方も工夫。同社の従来肌着と比べて吸放湿性を25%向上させ、肌への張り付きも40%軽減した。「100人以上に体感試験をしました」
2024年10月に保温もできる秋冬向けを発売。靴下や寝間着も。紳士のVネックTシャツで販売価格は1650円。顧客から「汗冷えしない」「さらさら」との声が上がる。「一年中、活用してほしい」。神戸市出身。51歳。(価格と年齢は2025年3月時点)
(共同)