米ウクライナ高官、来週会談へ

【ワシントン共同】米国のウィットコフ中東担当特使は6日、サウジアラビアで来週、ウクライナ高官と会談する方向で調整していると記者団に語った。ロシアとウクライナの和平合意や初期の停戦が議題になる見通しだと説明した。2月末の米ウクライナ首脳会談の決裂を受け、悪化した両国関係の立て直しに向けた動きとなる。
トランプ大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に「恐らく1カ月半以内にサウジを訪問する」と述べた。来週の米ウクライナ高官協議を踏まえ、ロシアのプーチン大統領との会談実現などに向けた準備を進める構え。
米ウクライナ高官協議では米国が停止した対ウクライナ軍事支援の再開や、ウクライナの鉱物資源の権益を巡る合意なども話し合うとみられる。ウィットコフ氏はウクライナのゼレンスキー大統領が鉱物資源に関する合意に署名するかどうかを注視していると語った。
米メディアによると、会談にはウィットコフ氏のほか、ルビオ国務長官、ウォルツ大統領補佐官が参加する見通し。ウクライナ側はイエルマーク大統領府長官が出席する予定。
(共同)