北陸新幹線の利用、過去最多

JR西日本金沢支社は17日、北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)間が延伸した昨年3月からの1年間の利用状況を発表した。上越妙高(新潟県)―糸魚川(同)間の年間利用者数は前年同期比24%増の990万1千人で、長野―金沢が開業した2015年以降、最多を記録した。
昨年開業した金沢―福井間は816万1千人。開業前に同区間で運行していた在来線特急「サンダーバード」などの利用者数の合計と比べて25%増となった。
JR西は、首都圏と北陸方面を往来する際に最も利用が多い区間である上越妙高―糸魚川間で利用者数を算定している。長野―金沢間が開業した15年3月から10年間の累計は7367万4千人。これまでの年間利用者数の最多は開業初年の15年3月〜16年3月の925万8千人だった。
新たに開業した新幹線駅の1日当たりの乗車人員(在来線との乗り継ぎを含む)は敦賀7700人、福井3600人、小松(石川県)900人、加賀温泉(同)600人などだった。
(共同)