石川・能登町長に新人当選

能登半島地震で大きな被害が出た石川県能登町で23日、任期満了に伴う町長選が投開票され、無所属新人の元町議吉田義法氏(53)が、無所属現職の大森凡世氏(62)と無所属新人の飲食業鳥井俊介氏(44)を破り初当選した。地震と昨年9月の豪雨からの復興政策が主な争点だった。投票率は71・19%で、前回2021年の59・24%を11・95ポイント上回った。
吉田氏は人口減対策や復旧の加速化を訴え、支持を集めた。大森氏は復興計画策定など1期の実績を強調したが、及ばなかった。鳥井氏は広がりを欠いた。
能登町では今月18日時点で、地震による犠牲者は災害関連死を含め58人、住宅被害は5775棟に上った。豪雨では2人が亡くなった。
(共同)